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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

「ソフトウェアレビュー 3つの課題」を寄稿した

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日本科学技術連盟の日科技連ニュースNo. 80(2009年12月)に寄稿した。

3つの課題としたのは以下のとおり。寄稿した記事ではもっと具体的に説明している。

  • コスト・リソース
    レビューに必要な工数・時間、適任人材の少なさ等
  • コミュニケーション
    レビューに参加するメンバの間のコミュニケーションの問題。目的の共有ができていない、指摘されてもエラーとは認めない等。
  • 技術・制度
    技法や基準の不在。レビューへの参加や的確な指摘に対する評価制度の不在。

ご自身のレビューで最も課題と考えられるものはどれだろうか?

また、同記事で特に目的を明示的に指摘しなかった場合のレビュー指摘の70%超が将来の保守や拡張時の問題や表記上の欠陥であることを報告した論文の内容を紹介し、レビューの事前合意(目的意識の共有)の重要性を説明している。

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