『Javaソースコード読解力をはかる』大人の夏休みの宿題としていかが?
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Javaで書かれたソースコードの理解と機能追加の妥当性の判断をするもの。ここ(我々の研究グループのWeb)からオンラインでソースコードを読み、無料で参加できる。結果は個人情報を削除した上で、3, 4か月程度でWebで公開する予定。ご自身のスキルの位置づけに使ってもらえればと思う。同時に、その結果から得られた知見を論文化することを目指している。
今回診断できる読解力は、次のとおり。
- 与えられたソースコード全体の理解
- 機能追加(機能改善)のためのソースコード(1との差分)の理解とその差分により不具合が起きないかどうかの判断
1のソースコード理解は、必ずしもプログラマだけの仕事ではない。コーディングを誰か他のメンバが担当していた場合でもそのソースコードを大まかに把握しておくことは必要になる。また、パートナー等へ外部委託する際には、納品・検収時に納品物を大まかに把握しておく必要がある。ソースコードは書くよりも読むスキルのほうがより多くの人に求められるといえる。リーダクラスの方には求められるのではないだろうか。
2の機能追加も、大半のソフトウェアがバージョンアップや流用になりつつある状況では求められるスキルといえるだろう。本当にこの機能追加をしてよいのかどうか、という判断が求められるときに、最終的にソースコードをみてから判断しなければならない場合もある。こちらもプログラマだけでなく、リーダクラスの方に求められるスキルといえるだろう。
本ブログで以前に紹介したインスペクションワークショップ(本ブログ過去のエントリ)でもソースコードを読む速度に大きく差があることを示す結果が得られた。
ご自身のスキルの把握やスキルアップにむけてぜひ試していただきたい。ここ(奈良先端科学技術大学院大学の我々の研究グループのWeb)からオンラインで参加できる。
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