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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

専門分野の仕事を知人に無料で頼まれたら引き受けますか?

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3, 4か月前の話だが、評価実験の題材として普段ソフトウェア開発に従事している方に1時間ほどの作業をお願いしなければならなくなって、知人の何人かの方に作業をお願いした。作業成果物の責任や作業内容に機密は含まれないものなので、比較的軽い気持ちで依頼した。

ありがたい話で多くの人に快諾していただいた。忙しい中「森崎に頼まれたら断りにくいなぁ」と引き受けてくださった方もいらっしゃった。何人かには断られたのだが「私はプロなので仕事以外でそういうことはしない」という回答があり、印象に残った。プライベートでもそこそこ仲がいいと思っていたので意外だった(そもそもそこに齟齬があるのかもしれないが)。

そんな簡単に引き受けてもらえるような話ではないので、断られて当たり前だ。引きうけてくださる方々が特殊でたいへん感謝をしないといけないということがわかった。頼まれた当人の忙しさ、事情、職種によると思うが、私の場合、知人の専門家にアドバイスをもらったりすることもあって、軽く考えてしまっていた。

意外にもこのような形で専門家としての仕事の捉え方にいろいろあることがわかり、勉強になったと思っている。

いろいろと具体的に書いていないので判断が難しいと思うが、ぼんやり想像していていただければ、と思うのだが、ここを読まれている方々はそのような仕事を引き受けるだろうか?

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