『プロジェクト・マネージャの「やってはいけない」 』集 - いくつあてはまりますか? -
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ITProの特集でプロジェクトマネージャのアンチパターンについての特集(プロジェクト・マネージャの「やってはいけない」)がある。アンチパターンとは、ある程度分類/体系化されたべからず集のことを指す。
読み物としてもおもしろく、経験のある方ならば「そういうのあるなぁ」と感じるのではないだろうか。8分野にわけてあり、全部で43件、それぞれに「やってはいけないレベル」が0~3に設定してあり、(ほとんどがレベル2か3のような気がするが。。)3がもっともやってはいけないこととされている。
私が気になったものは以下のとおり。(順不同)
- 「完了報告会を省いてはいけない」
失敗が責められないようにする、定量的数値に基づいて今後の改善について議論する、ということが書いてある。 - 「できる人間を担当者にしてはいけない」
技術面で詳しいメンバは実作業にアサインしたいところをぐっと我慢してリーダにすべき、その波及効果が書いてある。 - 「レビューを省いてはいけない」
レビューの事前準備の重要性と第三者による公式レビュー(インスペクション)による効果が書いてある。 - 「メールに頼りすぎてはいけない」
メールでうまくコミュニケーションがとれたときの例と、そうでないときの例が書かれている。誰にでもある経験をありがちなシーンで書かれている。
このべからず集には、初歩的なものから深いものまでいろんなレベルのものが書かれている。知識の棚卸/再確認のために役立つのではないかと思う。一読されてみてはいかがだろうか。
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