森崎修司の「どうやってはかるの?」:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 森崎修司の「どうやってはかるの?」

計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

ここ10か月程度、月1回~2回くらいのペースで講演に招いていただいている。カンファレンスの1コマ、企業の中の特定コミュニティむけ、特定の拠点むけのもの等様々であり、参加いただいた方も10数名~350名と規模もいろいろだ。

講演ではだいたい計測やレビュー手法の紹介とそのケーススタディを紹介している。毎回、質疑をまじえフィードバックをいただくのを楽しみにしている。これからも必要とされる研究テーマを検討していきたいと思っている。そのためにはフィードバックをいただける場が欠かせない。

フィードバックはテーマの改良点や新たな着想に至るような大きいものから細かいけれども解決が必要な課題など千差万別だ。また、質疑やコメントに組織の風土や文化が色濃く出るものもあれば、どこに伺っても共通のものもある。

個々のものはここでは割愛するとして、ここ10か月程度の中で共通にいただいたものは「それをやることに関してメンバからどうやって了解を得るか?」「その手法の合意形成の方法は?」という質問だ。中堅のリーダクラスの方からの質問が多い。研究テーマの範疇には、どのように導入するか導入にむけてどのようにコンセンサスを得るかということは含まれていないことが多いが、最近はなるべくそのあたりを含めて話ができるように心がけている(必ずしも全てにおいて、できているわけではないが)。

この質問の背景にはメンバをうまく巻き込んでいくことの難しさがあるように思う。ひょっとすると、仕事に対して自身でインセンティブを想定するよりも仕事とインセンティブを同時に提示されるほうが納得して動きやすい若手がいて、その若手をまとめなければならない中堅の姿を表わしているのかもしれない。

私のテーマに関しては、まずは効果と限界を明らかにしたうえでコストを考えるようにしている。コストを最初に考えると議論がなかなか進まないのと、既存の管理方法との相乗り(たとえば週報の中の情報を流用する、勤怠データを流用する等)できたりする場合が多いためだ。

森崎

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森崎修司

森崎修司

ソフトウェア開発に携わる方に気づきを提供することを目指し、ソフトウェア開発の定量化/効率化/高品質化の動向を国内・海外、実務・研究から多面的に紹介し、研究者の視点、自身の業務経験をふまえた視点から考察します。現在、静岡大学 助教

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