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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

Intelのダイアモンドビル計画の記事を読んで思うこと

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ロイターズのWebをみることはそれほど多くないが、ふらっとみてみたらIntelの製品ラインについてかかれている記事(インテル、極小プロセッサで成熟市場でも新たなチャンス)をみつけた。

上述の記事以外にも、インテル等を事例として製品展開について書かれた書籍プラットフォームリーダシップを読んだり、同書の著者のクスマノ氏と話をしているときにも思ったのだが、インテルはプロセッサの研究開発、企画、設計、製造を一貫して実施し、安定した生産ができているという技術面と同様に製品展開やどういう形で世に出していくのが適しているかという面についても検討しているのだろう。誰しも検討はしているけどうまくいくことが少ないだけなのかもしれないが。

エンピリカルソフトウェア工学やソフトウェア工学で提案される手法も技術面では優れたものが多いものの、適用(世に出す)という点の検討に時間がかけられていないものがあるため、結果として利用されていないものが多いように思う。ある技術や手法がどのくらいすぐれているかという点と同じくらい、それがどのような局面で使われるかという点の検討が必要だと思う。

また、ソフトウェア開発という多岐にわたる分野について、セグメントごとにどういう課題が存在するかを理解しておく必要があると思っている(ここに詳細に書いた)。セグメントが異なれば必要とされている手法も異なるので、なるべく多くの意見をもらい、セグメントごとにまとめるよう心がけている。たとえば、コストが十分にかけられるが相当な品質が求められる分野の方の意見とコストに厳しいかわりに品質については若干融通が利く分野の方の意見を区別せずに捕らえてしまい適用を見失ってしまうことがある。

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