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「Creative Commons」の捉え方

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『コンテンツ・フューチャー』をテキスト化するにあたって、もうひとつの疑問が生じました。それは共同著者である津田氏の Creative Commons に対する認識です。たとえば、本書のあとがきには google docs というツールを使って編集されていると書いてありますし、最終版のファイルも PDF など電子的な形で存在するでしょう。しかし、Creative Commons(想像的共有地)と宣言された本書は、「紙」という、あまり共有に適さないメディアでしか提供されていません。

当初、私は、色々な必要経費を支払ってあろう出版社(翔泳社)に遠慮せざるを得ない事情があるのだと推測していました。しかし、この件について津田氏と電子メールでのやりとりがあり、そのような理由ではなく著者側の意向でファイルを公開していないという説明がありました。さきのエントリでも「脚注とセットでより理解が深まる……」とご指摘いただいたのですが、そうお考えであればなぜファイルを自ら公開されないのか、という点が私には疑問です。何しろ、このテキスト化という作業は、まったくクリエイティブなものではありません。

この点については、津田氏より電子メールを公開する許可をいただいておりますので、そちらを公開いたします。その方が、私が勝手に内容をまとめるよりも公平に受取っていただけると考えます。皆様がお感じになった点について、コメントいただければ幸いです。「はてブ」でもかまいませんが、津田氏も興味をお持ちとのことですので、このエントリにコメントかトラックバックをいただく方がありがたいです。
→ 「津田氏との電子メールの履歴

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