Mac で Windows Media Video を再生させる方法
(しつこいようですが、ふたたび Silverlight の話題です)
いわゆる動画配信ビジネスでは、できるだけ圧縮効率の高い技術が望まれます。YouTube でこそ Flash Video が使われていますが、(MSN Video はもちろんですが)他の動画サービスでは Windows Media Video(WMV)が使われているケースも少なくありません。この理由としては、高い圧縮技術と DRM がサポートされていること、圧縮用の技術(ハードウェアによる圧縮)などが進んでいることが挙げられます。
Windows Media Video は、通常 Mac では再生できませんから、こうした動画配信サービスが Mac をサポートしないことを“怠慢”のように思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、WMV を選択する以上、しかたがないことなのです。しかし、何度も取り上げた Silverlight は WMV(VC-1形式)の再生をサポートしています。また、Silverlight はクロスプラットフォーム対応、つまり Mac にも対応しています。ですから Silverlight を使うと Mac でも WMV を再生できるのです。
以下のビデオは、ちょっとした社内プロジェクトのために作成した Silverlight PM へのインタビューです(家庭用ビデオカメラで特別ライトも使わず撮影したものです。ご了承のほど)。以下のように動画ファイルに、そのままリンクしただけでは Windows でしか再生できません。
http://motohisa.members.winisp.net/silverlightoverview.wmv
しかし、(これも以前紹介しましたが)Silverlight Streaming を使って登録したものは、Mac でも見られるのです。※もちろん Silverlight 自身のインストールは必要です。
http://motohisa.members.winisp.net/silverlightoverview.html
※私は Mac を持っていないので、どなたかお試しを^_^;
そして、もちろん、Silverlight はローカルフォルダにあるコンテンツも再生できます。ですから、それなりの Silverlight コードを書くことで、ローカルに保存した .wmv を Mac でも再生できるようになるわけです。
いや、別に Mac をお薦めしているのではなく^_^;、WMV をお薦めしているので誤解なきよう:-)
※追記。現バージョンの SIlverlight は DRM に対応していません。将来のバージョンで対応する予定です。