IPv6、iPod そして地球
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JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)から「IPv4アドレスの在庫枯渇状況とJPNICの取り組みについて」という発表がありました。IPv4 と IPv6 については、ちょうど「もう .com ドメインでは、まともなものが取得できない」ために多くの新 TLD(.info、.biz、.name など)を登場させることにしたのに、いまだに .com ばかりが注目を集めているという状況に似たものを感じます。クズドメインに逃げることもできないので、どこかの時点では抜本的な対策が“強制”されるのかもしれません。
そんな折、ICANN blog に面白いエントリがありました。題して "IPv6, the iPod and the Earth"。IPv6 アドレス空間が 3.4028236×10^38個あるのに対して、IPv4 空間は 4.2949672×10^9個。IPv6 空間を地球の体積である 1.0832073×10^27立方センチにあてはめると、IPv4 空間はわずか 73立方センチ。これは、ほぼ iPod の体積(88.68立方センチ)に近い、というたとえ話です(ちなみに Zune は103.83立方センチ^_^;)。ちなみに、その前のエントリは IPv6 空間を距離になぞらえて宇宙空間と比較しています。関係者が、このような(無意味な)エントリを書きたくなるくらい、IPv6 の受け入れ状況は厳しいということなのでしょう。
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