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IT業界のコメントマニアが始めるブログ。いつまで続くのか?

“緊急”といっても、ほとんどの人には関係ないことでしょうが、RegisterFly というレジストラ(ドメイン名登録業者)が、ICANN の指示により今月末で業務を停止することになりました。比較的安価なレジストラ($9.99/年)であり、TheRegister によれば90万ユーザー、200万ドメインを管理していたそうです。2000年に創業していますが、以前は eNom という大手レジストラのリセラーとして運営されており、ICANN の認定レジストラになったのは比較的最近(2年程度前)です。ICANN の 2006年11月のレポートによれば、RegisterFly 名義で登録されている .com/.net は約30万です(他の TLD も登録されているでしょうが、数は少ないはず)。昨年7月には、リセラープログラム($6.50/年)をはじめたばかりでした。

RegisterFly は、UnifiedNames という企業が運営するレジストラであり、UnifiedNames は他にも削除ドメインの再登録サービスである ExpireFish やホスティングサービス FlyServers、ドメインアフィリエイトの NameRenters(すでに停止)など、それなりに知られているサービスを運営していました。実のところ、私も4年ほど前には痛い経験をしていました(過去ログ[1311])。最近も、いろいろ問題を起こしていたようで、このような批判サイトも作られていました。

日本で DOMAIN21 という業者の倒産によりドメイン登録業務を移管したというケースはありましたが、この規模のレジストラが業務を停止することは、おそらくはじめてでしょう。その手のフォーラムでは、数日前から話題になっていたようですが、私は別のレジストラから「RegisterFly の閉鎖にともなうご案内」を受け取るまで気づきませんでした(このメールもフィッシングかと思って疑っていた)。RegisterFly では、激安移管プロモーションのときに、さほど信頼はしていなかったものの頑張っているのかと移管していたドメインがあったので、かなり焦りました。というより、さっそく脱出すべく移管手続きをしましたが、完了するまでは不安です^_^;

なお、実際に移管しようとして気づいたのですが、RegisterFly では移管に必要な認証キー(Authorization Code)がわかりにくい部分にあります。検索で引っかかる人がいるかもしれませんので、念のために以下に手順を記しておきます。

  1. RegisterFly でアカウントにログインする
  2. [Manage My Account] を選ぶ
  3. [Manage Domains] を選び、移管したいドメインをクリックする
  4. Domain Status が Locked になっていたら、このリンクをクリックしてチェックボックスを外し、[Update] ボタンを押す
  5. (パンくずリストにある)ドメイン名を選びなおす
  6. [Domain Contact Information] の [+] 記号を押す
  7. 登録情報が表示されたら、下の方に表示される [Configure] ボタンを押す
  8. 一番下に表示される Authorization Code をメモしておく(他のレジストラへの移管のために必要)
    ※私は登録者情報が RegisterFly 名義に書き変わっていました。この場合、正しい情報(とくに電子メール)に修正して [Update] を押してください。

→このように設定した後、他のレジストラから移管を開始してください。

ちなみに、このトラブルはドメイン名の過当競争に敗れたせいなのかと思いきや、wikipedia(英語版)によれば経営陣の対立や浪費に原因があるようで、とんだはた迷惑です。ドメイン名を守るために3月末までに他のレジストラに移管しろということですが、RegisterFly から正式な通知はなく、知らぬ間にドメインを失う人が続出するのではないかという不安があります。2002年頃のドメインバブル崩壊時には gTLD で2000万台半ばまで落ち込んだドメイン登録ですが、いまや7000万以上に登録数を伸ばしています。このようなトラブルが水を差さないことを願います。

※2007.4.3追記。ICANN blog の最新エントリによれば、30日間の猶予期間が与えられたようです。しかし、RegisterFly 側からのデータ提供が不十分なために、自動的に他のレジストラへ移行する措置を取れないという状況のようです。

mohno

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コメント
mohno 2007/04/03 02:43

続報を追記しました。


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大野 元久

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平成元年にIT業界に入って以来、開発ツールに関わり、主にマーケティング中心に活動してきました。現在はフリーランス。

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