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午後12時は何時?

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最初にお断りしておきますが“与太話”です。

知財高裁も文化庁見解否定 「シェーン」の著作権消滅」(東京新聞)などで報道されているとおり、1953年映画の保護期間が終了していることが東京地裁に続いて知財高裁でも認められました(控訴棄却)。この記事によれば、文化庁の「12月31日午後12時は、翌年1月1日午前零時と同じ」(いわゆる接着理論)という見解が認められなかったようです。そういえば、誕生日も法律的には前日ですね(4月1日生まれの人は、3月31日生まれと同じく早生まれ)。

この記事を読んで、ふと思い出したのが「午後12時」という表記です。この記事を読んでいるときは疑いなく深夜12時(子の刻=正子と言います)だと理解されるでしょうが、では「午後12時1分」とはいつでしょう。深夜の12時をわずかでも過ぎたらそれは間違いなく「午前」ですから「午後12時1分」は「昼の12時1分」でなければなりません。

お昼の12時(正午)の表記については、情報通信研究機構というところが、Q&Aの一環で「午前12時? 午後0時?」という見解を出しています。なかなか興味深いことが書いてありますので、雑学好きの方は読んでみてください。とくに、「小学生からの質問が担任→校長→町の教育長→県の教育長を経て文部省までたどり着いた」というくだりは、この経路の人々の真摯な姿勢が感じられます。ちなみに、資料3に書かれている

「正午を午前十二時というのは正しいが間違いでもない」とよくわからない返事

というところは、「正しく」て「間違いでない」なら、間違いなく正しいのではないでしょうか。:-)

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