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小さな文字にひそむ企業の本音

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あちこちで、ソフトバンクモバイルの「0円」広告で条件を書いた文字が小さすぎるといった報道がされています。こういっては何ですが、小さい文字にこそ企業の本音(あるいは言い訳)が書かれていると思います。製品広告では「世界初」「バッテリー最長」「顧客満足度No.1」という客観的(であるはずの)“事実”を売り込もうとする表現をよく見ますが、こういうものがあるとつい※で書かれている注釈に目がいきます。というより、ぜひ読むべきものじゃないでしょうか。そもそも営利企業にとって「無条件で0円」というビジネスモデルはないですから、ウラを考えたくなりますよね。

以前、「ちょっと苦しいな」と思ったのが「SONY VAIO type U」というノートパソコンです。カタログや Web サイトでは「世界最小・最軽量」と宣伝されているのですが、注釈を見ると「インテル製CPU搭載Windows XP対応PCとして」と、ちょっとくどい感じのする条件が書いてあります。実は、これよりも小さくて軽い OQO というパソコンがあるためです(OQO の CPU は Transmeta Crusoe)。なお、このマシンは、OQO よりもずっと魅力的で本気で買うかどうかを考えていたことを補足します(結局 SZ を買いました)。

そういえば、以前、ハンバーガー屋で「毎日半額」というキャンペーンがありました。実態は、平日と休日で半額になる商品が違うというものでしたが、「毎日半額」という表現だけみると“二重価格じゃないの?”と思ってしまいますね^_^;

ソフトバンクモバイルの場合には、他のキャリアの料金プランを模したオレンジプラン&ブループランがよい例だと思います。これらを見ると「日本の携帯料金を安くする」という大目標ほどには他との差がないように見えます。他でも色々取り上げられていますが、インセンティブの要らない安価な端末とそれに見合う料金体系を提案する方が、孫社長らしい「暴挙」(←褒め言葉)だったのではないでしょうか。

というわけで、明日、新しい携帯を買いに行きます(予定)。夫婦の基本料金が合計5,000円以下(今は存在しないプラン)で、ほとんど無料通話分を超えることがない使い方をしているので、“値上がり”は覚悟しているのですが、どうなることやら^_^;

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