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「新年あけましておめでとう」と書いてはいけない

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大木さんのエントリ「『ありがとうございました』ではなく『ありがとうございます』」については妻から聞いて知っていたのですが、もうひとつ妻から聞いたことで思い出したのが「新年あけましておめでとう」です。

冷静に(?)考えるとわかるのですが「明ける」というのは期間が終わることを指します(「梅雨が明ける」「喪が明ける」など)。つまり正月に明けたと言えるのは「旧年」であって「新年」ではないのです。「MSN 辞書」(Powered by 三省堂)では、「終わる」の意味は(3)としてあり、これとは別に年が始まる意味として「(2)...新しい年・日や季節が始まる」と書いてありますが、その後ろに「主語を示すことはない」と続いています。つまり「新年あけまして」とは書かないということです。そろそろ年賀状を書く季節ですので、皆様、お気をつけください。どうしても「新年」を書きたければ「新年おめでとうございます」と書けばよいでしょう。:-)

普段ほとんどテレビを見ない我が家も、正月だけはテレビ漬けになることが少なくないのですが、年配のアナウンサーすらも、かまわず「新年あけまして」を連呼しているのは嘆かわしいことです。

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