FON は日本でやっていけるのか
(とりあえずニュートラルな立場で書きます)
FON は、家庭にある無線 LAN を開放して、大衆向け Wi-Fi ネットワークを作り上げようという新興企業です。川上さんが「FON が日本の公衆無線LANを変えるか」などで取り上げられていますし、末岡さんも「ETRE会場を沸かせたFonのVarsavsky氏」などで何回か取り上げられています。
たまたま CNet Japan で「FON、Wi-Fiルータを無料提供--市内ネットワークの構築を目指す」という記事があったので、思い出して FON の日本のサイトを覗いてみたら、半年以上も放置されっぱなしだったブログが更新されていました:-)
しかし、最初に見たときから気になっているのですが、プロバイダ(ISP)はこのような形で家庭から一般向けに回線を開放することを認めているのでしょうか。FON は無償・有償という選択肢があるとはいえ、回線を再販するようなものです。しかし、たとえば「tepco ひかり」のホームオプションでは接続台数は5台までという契約上の制限があります。たんに対応ルーターを無料で配布すれば済むというものではないように思います。もちろん、プロバイダと提携話があるなら別ですし、利益の一部をプロバイダに還元するなんて話もあったような気はしますが、今のところ詳細は見えていません。そもそも、外国では問題になっていないのでしょうか。
Yahoo! BB あたりが FON からビジネスモデルを買い取って、「公衆化対応の新型トリオモデム提供=\0」とかやったら、相当予想外・・・という妄想を書いてみました(←もう、ええっちゅーの)
個人的には FON.com というドメイン名をプロのブローカーから購入しているところに興味があったりします。:-) 出資を受けたときに購入したのでしょうが、安くなかったでしょう。この点だけは高く評価しています。:-D