この世の中を動かす暗黙のルール
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先日渋谷の文教堂書店で「この世の中を動かす暗黙のルール」という本が平積みだったので何気なく買いました。
良書でした。「夢をかなえるゾウ」的な作りですが、多分この本は、もっと「落ちて」しまった人にも効くような気がしました。 精神科医の書いた小説スタイルの本です。「無理に元気を出してがんばれ」的な自己啓発本ではないのも好感が持てました。
本書では、具体的にこれをやれ、あれをやれという一方的な指示が出てくるのではなく、若干抽象的な「ルール」が、提示されています。
物語は、主人公が自ら命を絶とうとするところから始まっています。
こんな風に書くと、敬遠する人も出そうですが、
「おかしい、自分が正しいのに、物事がうまく回らない」
「上司に意地悪された」
「なぜあの人は急に怒り出したんだろうか」
「いくら営業しても売れない」
などという状況に対し、「暗黙のルール」を示しながら、解説がついている感じです。それが、主人公の生活とあわせて進んでいきます。
仕事で嫌なことがあった人、仕事が見つからない人、恋愛で悩みを抱える人などにも、ヒントがあるように思いますし、本当に行き詰まってしまったという人にも勇気を与える本ではないかと感じました。
この世の中を動かす暗黙のルール―人づきあいが苦手な人のための物語 | |
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