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プログラミングでメシが食えるか!?

「どーせ無理」を無くしたい

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素敵なスピーチを紹介している記事に出会えたので。

この記事です。できれば動画を音声付きで見ていただくとよいです。

「どーせ無理」を無くしたい...町工場のおっちゃんが語る世界を感動させたスピーチ

解説も書いてあるので、同じことは繰り返しませんが、「まさにその通り!」と感じました。

中学まで成績優秀だった私は進学校に進みましたが、高3の大学受験の際に、全く勉強に興味がない私が、7つ大学を受験したいので、成績証明書を7個用意してもらい、しかも、私の高校としてはあり得ないほどランクの低い大学を受けることを見下したりせず、しかも結局一番下の大学しか受からなくて、そのまま進学すると話したときにも「人生、勉強だけじゃないから。君は浪人するより前に進む方が向いているかもね。」と背中を押してくれた担任の先生には本当に感謝しています。何しろ父からも「お前は本当にそんな大学に行くのか?浪人しないのか!?」と言われていたくらいでした。この動画に出てくるような先生でなくて幸せでした。少しは一人前になってからお礼をと思っていたら既に先生は亡くなっていたと数年前に知って悔やみました。

実際に、私は浪人せずにランクの低い大学に進み、大学の勉強にも興味を持たず、アルバイトでプログラミングをする方にのめり込んで、今の道が開けたのです。親の希望の「地方でも良いから国立大学」に進んでいたらプログラミングのアルバイトにも出会えなかった可能性が高いのです。動画でこの方も話していますが、「神様が必要な選択をして、出会いへと導いてくれた」のだと思っています。

娘・息子の進学の話などを聞く度に、学校の成績や模試の結果により、「あなたが受かる学校はこのレベル」と絞り込まれ、「高望みをしても無理」と早々と決めつけられます。しかも、昔以上に一発逆転はしにくい試験制度に変化していて、親としても「今からでも挽回できる、頑張ってみろ」と言っても、実際に無理な仕組みも多くなっていると感じています。そんな教育で良いのかな・・・どれだけ失敗したり回り道をしたりしても、ちゃんと挽回できる道をなぜ作らないのだろう、と思います。

仕事でも同じです。本当は挑戦して失敗した人ほど成功へのノウハウをつかんでいるのに、少しでも失敗すると「あいつはダメだ」とみられ、安全なことしかしない人が生き残りやすい面も多い気がします。

でも、だからこそなおさら「どうせ無理」「意味が無い」と言われたことほどやる価値があると私は考えるようにしています。皆が賛成するようなことは、すでに誰かがやっていたり、やる方法がわかりきっていることなのです。私が作ってきた製品も、製品開発販売事業そのものも、はじめた頃に話をすると大抵「無理だ」「意味が無い」と言われたものばかりです。

そんな自分の経験を本にも書いてきましたが、それも書評などで「単なる理想論」「たまたまうまくいっただけ」「自己満足」と批評されてきました。でも、批評するだけで、自分ならこうする・こうした、と言えない人よりははるかに意味があることをしているのだと考えるようにしてきました。

「だめだ」「馬鹿だ」と言われ続けると、本当にそうなってしまうものです。「やってみたら」「あなたらなできる」と励ましてあげる方がはるかに良いと思うのですが、なかなか世の中そうならないものですね。

そんないろいろなことを考えさせてくれるスピーチで、とても元気をもらえました。

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