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プログラミングでメシが食えるか!?

精神的に参ってしまいやすい人は、自分で抱え込みすぎ?

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最近、精神的に参ってしまうような状態の人が身近に何人かいたのですが、そうなりやすい人には共通している点があると感じています。もちろん、そういう人たちを非難するために書くのではなく、何らかの乗り越えるためのヒントになればという気持ちなのですが。

人を頼らない
親や親戚、友人を頼らない人が多い気がします。私も20代後半で一人暮らしをしていましたが、当時は携帯電話は普及しておらず、もちろんインターネットもまだまだで、自宅の電話が開通するまでは、歩いて6分くらいのコンビニの公衆電話で実家に電話をしたものです。毎日というほどではなくても、週に1回くらいは電話をしていました。雑談をしながら困っていることなどを話しておくと、母が来て、私が不在の間に適当にやっておいてくれたりしたこともありました。親だけでなく、風邪をひいて寝込むと彼女(今の妻です)に、仕事帰りに寄ってもらって料理をしてもらったり・・・。
元気なときには一人で何でもできるのが当たり前でも、人間ですから、たまには具合が悪くなったり、元気がなくなったり、疲れたりするものです。そんなときに一人で頑張っていても、苦労が多いばかりで、余計にひどい方向に向かってしまったりするものです。困っているときはお互い様で、助け合うことで乗り越えられるばかりでなく、良い関係がたくさんできていくものだと思います。

気晴らしができない
例えば、仕事がIT関連で、趣味もコンピューター、というと、趣味と仕事が一緒で幸せそう、と思うかもしれませんが、仕事は楽なことばかりではありません。コンピューターなど触れたくもないときもあるかもしれません。そんなときに、趣味も同じコンピューターとなると、気晴らしどころか、何もやりたくなくなってしまうものかも知れません。
仕事とは無関係な趣味があると、だいぶ精神的に楽になることもあるものだと思うのですが、趣味は作ろうと思ってできるものではないので、なかなか難しいようです。

自分をオープンにしない
人間関係は、お互いに知り合うことから広がり、深まっていくものだと思います。自分をオープンにしない人には、相手もなかなかオープンにしてくれません。まずは自分を出さないと、周りは理解のしようもないものなのです。「友人」「仲間」の存在はとても大事です。

人間社会では、自分一人きりで何とかなることはほとんどないのではないでしょうか。人と人が関係することで様々な物事が動いていくものなのです。自分の殻に閉じこもってしまう方が楽と考える人も多い気がしますが、なかなかそれでは社会活動ができないものです。

私自身が子供の頃に、引っ込み思案で弱虫だったので、そういう人にとって社交的になることがどれだけ大変なことかというのは身にしみてわかっているのですが、やっぱり社交的になる方が楽に過ごせることが多いのです。ポイントは「自分を出す」「参加してみる」「変なプライドは捨てる」「素直に」という感じかな、と自分で考えてきました。そして、周りに頼ってみると、意外と周りの人は親切に助けてくれますし、頼ってくれるようにもなるものなのです。そういう関係が一人、また一人と増えていくと、自分がどんどん精神的に楽になれるのです。

一度きりの大切な人生、つまらない意地をはっていないで、自分をオープンにして、親や周りに頼ってみてはどうでしょう?何でもかんでも頼る人はまた別の問題がありますが、抱え込みやすいタイプの人は、まず自分の弱さを素直に出してみるだけで、かなり気が楽になるものではないかと思います。

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