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プログラミングでメシが食えるか!?

ボールペンの「ペン先」交換と、工具オタク話など

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今日は午後から天気が荒れると予報されていましたが、子供達は外出でしたので、髪の毛をカットしてきた後、昼食を妻と二人でちょっと贅沢に食べに行き、帰りにホームセンターで少し買い物につきあいました。妻が買い物をしている間、「ホームセンターといえば、荷造りテープがなかったな」ということで、荷造りコーナーに行く途中で(?)工具コーナーに行ったところ、「そういえば自転車整備用のヘックスビットソケットが使い物にならなくなってたな」と思いだし、あれこれ物色したのですが、私は工具オタクでもあるので、気に入ったブランドのモノがなかったので、帰宅して通販で買うことにしたのはよいのですが、なんとなく工具をいろいろ見ると、工作をしたくなってきました。

前置きが長いですが、、まだ前置きです。。

S1
昔から真鍮が好きでした。最近、真鍮製の筆箱やペンを見かけて買いそろえてしまったのをきっかけに、鉛筆画などを描いてみたりしてますが、良く考えたら「昔から真鍮製のペンとかあったはずだな・・・」と、引き出しの奥を探してみたところ、4本、いかにも真鍮製のペンが見つかりました。そのうち2本は緑青でひどい状態でしたが・・・

S2
そこで、リューターを使ったりしてピカピカに磨き上げることにしました。金属を磨いていると心が落ち着くのですよねぇ(?)。4本ともピカピカになり、右から2本目のシャープペンはもともと若者向けの塗装や文字がペイントされていた(若者の頃に買いました)のを剥がしたのでぐっとシックになり、大満足です。

ところが・・・ようやくここから一つ目の本題です。

左の2本はシャープペンとボールペンのセットなのですが、ボールペンが全く書けません。

S3
まあ、古いので仕方ありません。大抵はペン先をライターでほんの少しあぶるだけで復活するのですが、このペンは全く駄目。しかたないので、他のペンから中身だけ移植することにしたのですが・・・

S4
ペン先が細くて入らないのです!今どきの(というかだいぶ前から)ボールペンのペン先は太いモノばかりなのです。

S5
文房具の引き出しからボールペンを全部引っ張り出しても、細いペン先のものは一つもありません!

仕方ないので、ペン先だけ元のを活かして、インク部分のみ交換することにしました。。

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元のペン先を抜いてみると、インクはほぼ固まっていましたので、ペイント薄め液と細い針金などを使って良く洗います。かなり苦労しましたが、綺麗になったと思うので、新しめのインク部分にはめれば良いのですが、はたして粘度の高いインクがペン先に流れてくれるのかが不安でした。一応洗った後のペイント薄め液をペン先側に残したままインク部分に挿入し、「インク部分の反対側から注射器を使って圧力をかけ、紙にグリグリ書いてみたり、ライターであぶったり」を繰り返したところ、結構時間がかかりましたが無事にインクが出てきて書けるようになりました。結構大変です。。

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めでたく使えるようになりました。この2本が見つけたときには緑青だらけだった2本です。これは学生時代から持っていると思いますが、その頃から真鍮が好きだったのか、ずっと処分せずにしまってあったのでした。

ちなみに・・・「で、使うの?」と聞かれると・・・おそらくたまに試し書きするくらいでしか使わないでしょう。レストア趣味は「直すこと」自体に意義があるのですからそれで良いのです!

さて、ついでに、私が磨いたり削ったりするときに欠かせない工具を紹介(自慢?)しましょう。休日ネタはオタク丸出しかスポーツネタ、たまに音楽ネタくらいですね。。

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リューターです。歯医者で使うヤツに似たものですね。どこの家庭にもリューターの一台くらいあると思いますが(?)、これだけ本格的なものはなかなかないでしょう。

これを買ったのは、確か銀粘土細工に凝っていた頃だと思います。その前に模型作りに燃えていて、その時代かもしれません。いずれにしても、最初に模型屋さんで売っているリューターキットを買い、あまりの非力さにがっかりしてすぐにプロクソンの一番安いものを買ったのですが、それでも私のハードな使い方ではもの足りず(プロクソンが悪いのではなく、一番安いものは軽作業用ということで)、ドレメルの結構大きいものを買いました。が、それは日曜大工向けという感じで、大きさも芯の精度も精密作業には向かず、銀粘土細工用にそれなりのものがそれなりの値段で売られているのを調べて買おうとしたのですが、どうせなら絶対後悔しないもの、ということで、プロ用になりました。。当時はまだネットショップは少なく、プロ用を一般販売しているお店を探すだけでも苦労しましたが、御徒町に在庫販売していて値引きも良い店を見つけ、現金を持って買いに行ったものです。お店で、
私:「このリューターは負荷を結構かけても大丈夫ですか?」
店員さん:「プロ用ですから・・・」
と、素人丸出しの会話をしながら買ったとおもいます。

リューターなどそんなに使わないだろう、と思うかもしれませんが、前述の趣味の他、カメラレストア鉄道模型作りモデルガンレストアなど、ほとんどの趣味に欠かせませんし(?)、日常的にも、今回のように文房具をレストアしたり、指輪などのアクセサリー(私のものではないですが)の手入れ、ゴルフクラブのレストアなど、週に1回は使わないとしても、月に1回は使っている感じでしょう。

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さて、プロ用なので本体部分はこんな感じに分解できます。実に精密な作りです。

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芯は「全く」ブレません!負荷をかけてもびくともしませんし、回転数も1000rpm~35000rpmまで無段階調整、正転逆転切替など、何もかも完璧です。プロ用ですから当たり前ですね。35000rpmで止まっているかのようにブレずになめらかに回転する様子を眺めているだけで感動的ですが、子供が小さい頃はよく「歯磨きをちゃんとしないとパパがこれで削って治すぞ!」と子供を脅すのに使えるほど、歯医者さんとよく似た音がします。

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購入時点でメーカーのナカニシさんからカタログも取り寄せました。正式にはマイクログラインダと呼ぶようですね。分厚いカタログですが、実はこれ1冊で工業用製品だけで、歯科用は「やっているよ」と描いてあるだけで全くこれには登場しません。きっと同じくらい分厚いカタログがあるのでしょう。

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本体が分解できるのは、先端部分、モーターをそれぞれ選択して組み合わせができるからです。買った頃は、順番に揃えていこうとワクワクしてましたが、あまりにも一つ一つが高すぎるのと、この状態で不自由することがないので、結局一つも増やしていないのでした。

S13
これが購入した標準向けセットです。定価119,800円!もう少し安く買いましたけどね。一般家庭ではなかなか買わないでしょう。でも、私の使用頻度と、持っている満足感を考えると、それほど高い買い物でもなかった気がしています。当時、一眼レフカメラのセットを買うと思えば同じくらいの値段ですし、一般家庭で一眼レフカメラを使う頻度よりは使っていると思いますので!

どうでもいい、オタク話でした。。

==追記==

ドレメルも引っ張り出しました。

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いろいろ入ったセットに、さらに追加でいくつか買っていたと思います。

Rt2

ナカニシと比較すると、フレキシブルケーブルの先端ならまだしも、本体はかなりでかく、手で持って細かい作業には向きませんね。。

Rt3

いっぽう、ドレメルはこんなノコギリ歯のカッターを使ったりするようなヘビーな作業には安心感があります。

動画で見るとよくわかります。ドレメルは芯がブレてしまうのと、精密作業には少々やかましすぎですね。まあ、用途が違うということで。

Rt4

ついでに、研磨でよく使う先端ですが、昔からあるのは右の真鍮やステンレスのブラシです。ちゃんと磨けるのでいいのですが・・・ブラシがどんどん抜けるのが困るのです!部屋の中でやると抜けたブラシの1本1本が後でちくちく刺さって痛いのです。。その点、3M製の研磨ディスクは優れものです。樹脂に研磨材が練り込んであり、飛び散っても痛くありません。しかも、目の粗さが使い分けられます。難点は少々お値段が高いことでしょうか。

オタク話の追加でした。

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