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プログラミングでメシが食えるか!?

高性能DHCPサーバ:ProDHCPで大忙し!?

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昨日は家族旅行から戻った後、徹夜で某データセンターでProDHCPの入れ替え作業でした。あるサービスで長いことProDHCPを稼働させてきましたが、ソフトのバージョンアップ・設定変更・ハードの入れ替えをいっぺんに済ませようという感じの内容です。

このサービスで使っていただいているProDHCPは、ソリトンさんへのOEM以外では一番古くから動かしているもので(ProDHCPと名付けてから)、「大規模・高負荷対応のDHCPサーバならProDHCP」という実績を作り上げた最初の案件でした。安定稼働後は全く問題も発生せず、採用いただいたお客さんからは、他の案件でも次々とProDHCPを指名いただき、「中規模以上のDHCPなら、ProDHCP以外の提案は考えられない」とまで言っていただいています(小規模ならフリーソフトでも何とかなる、という感じです)。

稼働中のネットワークシステムのメンテナンスは、基本的に夜間に行うことがほとんどで、昨日も午前2時過ぎから入れ替えを行いました。事前に検証環境で十分に確認してから入れ替えるので、お客さんからは、私が立ち会わなくても大丈夫、と言っていただけるのですが、ネットワークシステムは環境・組み合わせが変わるだけで思わぬ動きをしたりするものなので、私も立ち会いました。接続を変更した際に一時的に挙動が怪しい動きになったのですが、すぐに原因の切り分けを行い、解決して、安定稼働となりました。こういうときに、なかなか原因を突き止められなかったりすると、切り戻してやり直しとなります。やり直しになると、関係者全てが大変な労力を使うことになるので、基本的には絶対に避けなければならないのです。

ネットワークの不調対応は、プログラムのバグと同じ、あるいはそれ以上に難しい作業で、特に規模が大きかったり、あるいはサービスを止められないシステムは、調査自体が思うようにできないことも多く、自身のノウハウで解決するしかないことも多いものです。日頃からどれだけネットワークに触れてきたかがポイントになります。

さて、そんなProDHCPですが、このところ、IPv6対応も合わせて、お問い合わせが増えています。あるお客様向けの提案では、提案予定のSIerさん3社が、全てProDHCPで提案を検討しており、3社から同じRFPが届いた、という不思議な状態になっています。大規模向けDHCPサーバは、そもそも選択肢が少なく、
・オープンソースのISC-DHCPサーバ
・アプライアンス:数社
・ProDHCP
というくらいで、国内でサポートやカスタマイズをきちんとできる点と、アプライアンスに比べて圧倒的にライセンス費が安価なProDHCPは、とても魅力的とご評価いただいています。どのくらい安価か、というところなのですが、海外製アプライアンスの年間保守料金で買えてしまう、というくらい安いと言われています。

まあ、安いということは、当社としては薄利なわけで、当然、サポートや開発などの費用に困るのですが、現状は、製品販売と共に、特注品の開発や構築支援などもあり、なんとかなっていますが(メンバーの努力も非常に大きいのですが)、今後はもう少し見直さないと、という意見も出ています。

ということで、ひょっとしたら価格体系が見直しになるかもしれませんので、必要な方は、お声がけはお早めがお勧め(!?)です。。

だいぶ眠たくなってきましたが、この後1件社外でミーティングを終えたら、帰宅して寝る予定です。。

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