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プログラミングでメシが食えるか!?

IBM developerWorks

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当日中にUPが間に合いませんでしたが、、IBMさんからご招待いただき、「IBM developerWorks ブロガーズ・ミーティング」に参加してきました。今回はオルタナティブ・ブログ以外のブロガーの方々の参加も多く、いつもと違った交流も楽しめました。

Agendaとしては、前半がIBM東京基礎研究所所長の丸山氏によるGTO(グローバル・テクノロジー・アウトルック)2009の講演で、ポイントは、
・デジタルエコノミー
・データに基づくスマートな意志決定
・サービスの質
・クラウド
・セキュリティ
・変革をもたらすハイブリッドシステム
という感じでしたが、かなり盛りだくさんの講演で、私には、ここで解説できるほど理解できませんでした。それよりむしろ丸山氏の頭の切れの良さに関心したという感じでした。。IT業界の今後の展望をかなり客観的に考察しているというのはびっくりしましたし、そういう観点とビジネスを結びつけている(つけようとしている?)IBMさんの底力を感じたところです。

後半はBloggers Talking Timeとして、全員で「日本のソフトウェアがなぜ世界に出て行かないか」「日本の技術者がなぜ世界で活躍していないか」というような話題を中心にディスカッションしました。こちらは「プログラミングでメシが食えるか!?」を書いた私としてはとても言いたいことがたくさんあるセッションで、とても楽しい意見交換が楽しめました。

英語力の問題、教育の問題、IT業界の問題、権利関連の問題、性格の問題などさまざまな視点で皆さんから熱い発言があり、個人的にはこういう問題こそ、業界に対する影響力の高いIBMさんに変えていって欲しいテーマだと感じ、懇親会では丸山所長にたっぷりお願いをさせていただきました。

私自身の意見としては、業界の多段下請構造や、プログラマーは言われるとおりに作れ、というような仕事のやらせ方が問題という、いつも通りの意見で、力のある若者には面白味のない業界であり、一方、アカデミックではもの作りより論文になるようなテーマ、という感じで、実用的で誇れるようなソフトウェアが生まれてくる状況でないことが問題、というのが原因と考えています。「プログラミングでメシが食えるか!?」に対する批判が業界をかなり的確に表していると感じています。

場を移して懇親会となりましたが、こちらもまた方々で楽しい会話が盛り上がり、あっという間にタイムリミットとなり閉会になりました。

参加者はソフト開発関連に関係するような話題を書いているブロガーの方々を中心に誘われたようで、ディスカッションが盛り上がるのもそういう背景があったのだなぁと感心しました。

会場では5年ぶりくらいにお会いする方がいらしたりして、全体として楽しいひとときを過ごせました。

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