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次の金の卵を生むガチョウはスライド関連サービス

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 LinkedIn、Grouponと上場が続き、ネットバブルの再来かと賑わいつつあるIT業界(参考:「GrouponやLinkedInなど、相次ぐ大型上場はネットバブルの再来か?」)だが、どうやらこの記事によると次の台風の目はSlideShareを始めとしたスライド関連サービスのようだ。

 確かにSlideShareはとても便利でいろいろな調べ事に使える。スライド(資料)を中心としたソーシャルメディアとしての将来性は高いそ、記事にもあるようにIR向けの資料をスライドで作成してホームページから配信する企業は増える一方なので、企業ユースというビジネスチャンスも取り込みやすい。キュレーションサービスと共に次の台風の目になるだろう。
 このスライド共有サービス、以前調べたときはちょっと乱立気味だったけど、どうやら最近は淘汰されてきているようだ。いくつかのサービスのURLにアクセス出来なくなって来ていた。zoho showとかSlideBoomは残っていた。まあGoogleDocsともぶつかるから仕方がないのかもしれない。
 日本国内でも事情は同じで、前に「日本ではスライド共有サービスは流行らないのかな」というエントリーで書いたHot.Docs、Docune、Sesameなどがことごとく討ち死に。一応Hot.Docsはバイドゥに売却されBaiduライブラリという名前でサービスは続いているがあまり聞かない。ああ、handOutは続いているか・・

 どうやらスライドを保管・共有・管理するという部分では、SlideShareの一人勝ちということで勝負はついたようだ。となると次の主戦場はZENPREのように蓄積されたスライドを活用・配信するサービスになりそうだ。そういえば先日スマートフォンをで動画とスライド資料の2画面同期配信を行なうサービスのニュースなんかも出ていた。あるいは企業内版SlideShrareとしてFileBlogもありか。
 なんて思っていたらSlideShareが既に2月に「SlideShareの『Zipcast』でソーシャル Web カンファレンスというのをうちだしていた。さすがなり。

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