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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

【宣伝】現代のルイーダの酒場が大型連休に秋葉原にオープン

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 動画共有サイトが依然として好調らしい。収益面はともかくとして動画を使ったコミュニケーションは完全に若者に認知を得るとともに、そこで腕を磨いたクリエイターが世の中に出始めたことで日本のサブカルチャー全体を下支えする大きな役割をも果たし始めている。
 さてこうした動画共有サイトの登場初期のウリは疑似同期だった。非同期非会合なのにさながら同じ場所に同時に集まって同じ作品を見ながら騒いでいるような臨場感は凄く新鮮だった。そしてこの疑似同期に慣れて次を目指したユーザがTwitter等を使って同期コミュニケーションを始めたのにあわせて、今度は生放送という皆で一緒に同じ作品を見るという同期コミュニケーションが流行った。最近では毎晩のようにいろんなテーマの作品上映会が開催され皆思い思いにそれを楽しんでいる。

 しかし「生放送の皆で同時に動画を見て楽しむというスタイルでもさらに飽き足らない、いっそ同じ場所に集まって皆で一緒に作品を楽しみたい!」という人もいるだろう。そんなあなたに朗報だ。東京秋葉原の外れに5月1日の一日限りでニコニコカフェがオープンする。
 ニコニコカフェとは「面白い動画作品などを皆で見ながら皆で食べたり飲んだりワイワイと盛り上がれる」というコンセプトで企画された一日だけのカフェ。主催者である中の人曰く

ゆるーい人間関係でつながってそこに行けば面白いことを考えている人がわんさかいるような「おしゃべりを楽しむ場」(ドラクエの「ルイーダの酒場」みないなイメージ)

 を目指しているとのこと。詳しく知りたい人は公式ブログ公式Twitterで情報を入手すると良い。

 ニコニコカフェ内にはプロジェクターとニコニコ動画再生用の専用PCが設置されて各種作品を営業中ノンストップで試聴できるそうだ。リクエストも受付てもらえるとの事なので自分が好きだけど皆に知れ渡っていない作品を広めたり、あまりにニッチな分野で近くに一緒に語れる友達がいない作品をリクエストして店内で仲間を見つけるなんて活用もできそうだ。

 ライブパフォーマンスの時間もあってそこではDie棟梁Pの生演奏の他、何名かによるお楽しみタイムもあるらしいので楽しみだ。夕方の「ニコニコポーリー(Party)タイム!」からは会費制でアルコールありのバイキング形式のパーティのような感じになるらしい。なんでも「ニコニコ太郎」というお酒(泡盛らしい)もメニューに入るとか入らないとか。

 最近では秋葉原に行ったらリナックスカフェに立ち寄って「リナカフェなう」とポストするのがついったらーの常識になっているようだが、5月1日だけは「ニコカフェなう」が常識になるだろう。平日の企画なのに既にこの企画には多くの人が注目しており、有名はてな民(?)による「ニコニコカフェに遊びに行く会」というツアーも企画されている。はてなの有名人に会うためにニコカフェに行ってみるというのもありかもしれない。

 あとこれはあくまで噂だが、なんでもニコニコカフェに女の子を誘うと断られないというジンクスがあるようで、試しに私も会社の人を「5/1にニコニコカフェってのがあるんだけど一緒に行ってみない?」と誘ってみたところ即座にOKを貰って驚いたwww

===2009/4/26 10:30追記

 これ、もちろん最後の一節は冗談だけど、私個人としてはこういう動画カフェ(?)が流行って常設されることを期待している。ちょっと時間が空いたときにそこに行けば同好の友人に会えるというそんな場ができると嬉しい。いろんな選択肢や場所が増えるのは良い事だ。

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