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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

BABOKとか知財スキル標準とか

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 いまさらながらBABOK(Business Analysis Body Of Knowledge)というものの存在を知った。要件定義にあたるビジネス・アナリシスでの知識体系をまとめたものらしい。プロジェクトマネージャー用の知識体系をまとめたPMBOK(Project Management Body Of Knowledge)のコンサルタント版という位置づけになるのだろうか。
 BABOKは今年から日本語版も提供されはじめるそうだが、要件定義行程は確かに他の行程に比べるとこれまであまり文章化、標準化、体系化がされてきて無かったからこの活動の成果は楽しみだ。

 そういえば経済産業省から「知財スキル標準」というのも出されていた。こちらはITスキルスタンダードを参考にして、知財分野での人材のあるべき姿,つまり知財人材に必要な能力やスキルといった要素について具体化していく事を目的として策定されたらしい。知財自体は私の専門分野ではないがITスキルスタンダードの応用例として興味深くみている。

 これまで属人的かつ暗黙知ベースだったものがこうして一定のフレームワークに沿って整理されるのは、入門者の導入教育を容易にして裾野を広げるという意味ではとても有効だろうなと思う。その反面、既にその分野で活動をしている者としては、今後この分野で一流となる為には、こうした標準フレームワークを知っている事は当然であり、いかにその枠の先を提供できるかが差別化要因になるわけでこれは自然と身が引き締まる。

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