検索エンジンとタグシステムの融合
myrmecoleonさんがタギング関係の研究の紹介ということで「タグを自動的に付与するシステムの研究」という論文へのリンクを貼っていた。こうしたシステムを使った文書の自動分類については、私個人としては正直まだテクノロジーが追いついておらず実用には早いと思っているのは以前にも書いたとおり。
ただ、実際に膨大な情報にいろいろなタグを付与して分類していく作業には負担感が大きく、これを何とかしたいというニーズは高い。先の研究ではブログのカテゴリ名を元にシステムが自動的にタギングを行う事を実験しているが、タグ=カテゴリだと分類としはちょっと荒すぎる気がする。
で、この件については、うちのあるコンサルタントがアイデアベースではあるが面白い案を出している。
検索エンジンにキーワードを入力して検索結果を得た後に、ユーザがその一覧をみて選択肢をクリックする際に対象にこの最初の検索キーワードをタグとして自動的に埋め込んではどうか
という案である。
イメージにするとこんな感じになるだろう(例によって画面イメージはニコニコ動画である)そのコンテンツが直近に検索で呼び出されたときのキーワード2つか3つを従来のタグと別のエリアに保管しておき、タグ検索時にはこれを使って絞り込みが出来るようになるとどうだろう。
少なくとも我々は机上ベースでは魅力を感じており、いくつかのエンタープライズ系の製品ベンダーと実装に向けてアイデア交換を始めた。
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最後にちょっと宣伝。上記に紹介したこのアイデアを出した弊社のコンサルタント(「サーチアーキテクチャ」の共著者でもある)が、この検索と分類(タギング)についてセミナーで講演をするそうだ。興味ある方は申し込んで見ると良いかも。
関連セミナー:「企業における「さがす」行為の集合知化」