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地頭(ヂアタマ)が良いってなんだろう

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 良く「地頭が良いねぇ!」とかいう誉め言葉を使ったり耳にするが、この「地頭の良さ」とは何だろうか。時にはこんなくだらないことを突き詰めて考えたりもするのだが、私の今までの勝手な考えでは「地頭の良い人」=「頭の回転が速くアドリブが聞くこと」「過去の経験や記憶を複合的に関連づけて必要なときにきちんと呼び出せる人」とくらいしか思いついてこなかった。実のところこの「地頭の良さ」については、正直この言葉を使う程にはこれまであまり深くは考えていなかったのである。

 ところが今月のThink!にこの「地頭が良い」ことを論理的に解説しようという記事(論文)が載っていたのでおったまげた!ちなみにThink!は東洋経済新報社が季刊で発行しているビジネストレーニング誌で、毎号コンサルタントからの寄稿が沢山掲載されるので私は愛読させていただいている。(過去の関連記事

Atama  ザカティーコンサルティングの細谷功氏による「フェルミ推定で鍛える地頭力」というこの記事では、まず「頭が良い」を「物知り」と「機転が利く」と「地頭の良い」の3つにわけ、「地頭が良い人」=「考える力が強い人」と定義している。さらに「地頭力」は「知的好奇心」「論理的思考力」「直感力」からなるとして、地頭力固有の要素としては①「結論から考える」仮設思考力、②「全体から考える」フレームワーク思考力、③「単純に考える」抽象化思考力の3つを挙げている。記事を読みながら私も頭の整理がてらこの構成を自分で絵に描き直してみた(左図)
 記事ではこの後、この3つの仮設思考力とフレームワーク思考力と抽象化思考力について詳細に分析を行っている。またフェルミ推定という課題とその課題を解く際の考え方を通してこの「地頭」を鍛える方法が紹介されている。詳しい内容などについてここで書くのは辞めておくが、とても面白いので興味がある人は是非雑誌を購入して読んで欲しい。そしてもし雑誌を購入するのであればその前に、細谷氏が出した以下の課題を自分で考えてみてからこの記事を読むと良いだろう。

問題:「日本全国に電柱は何本あるか?」
 注意事項:制限時間3分、電卓/PCの利用付加、これ以外の一切の情報の参照不可

 ところで今号のThink!の特集は「キャリアアップ勉強法」となっており、この記事以外にも読み答えのある記事が沢山掲載されている。若手ナレッジワーカーにはお薦めの一冊である。

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