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オライリー本をiPad(ePub形式)で読む

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iPadを買ってもあまり電子書籍を楽しめていませんでした。それは自炊したら負けかなと思ったりしていたためです。また持っているiPod touchが初代なのでiBooks対応していないのでiPadのためだけには力を注ぐこともできません。

そのような時に、"たった600円でオライリー本をiPadやKindleで読む。すてき。"でiPhoneの書籍アプリからePubファイルを引き出す方法が記載されているので、試してみました。

App StoreにアクセスしてO'Reillyアプリページにアクセスします。

なんと868点も登録されています。ほしい本をいくつか購入します。Javascriptライブラリー(4,600円)を買うか悩みましたが、あきらめました。

購入したアプリをiTuensで参照して配置されているディレクトリに移動します。

後は、参考にしたサイトに記載しているように以下の手順を実行します。

・拡張子をzip形式に変更して解凍
・Payload/appl名/bookまでディレクトリ移動
・bookファイル配下をzip形式で固めて、拡張子をepubで変更

このあたりを自動的に行ってくれるスクリプトは"perl - O'ReillyのiPhoneアプリ本からepubをぶっこぬく"で公開されています。

作成したePubファイルをiTunesにドラッグしてiPadで同期して終了です。iBooksの本棚にはアニマル本が並んでいます。

これで、オライリー本を自炊しなくてもePubファイルで楽しめます。オライリーすばらしいよ!ついでにiPhoneアプリをiPadで見てみましたが、解像度を2倍にしてもあんまりでした。

オライリー本が好きか・嫌いかと聞かれたら、好きだしためになる本が多いです。昔、会社にあったUNIXのプラグラム本が参考になりすぎて驚いたものです(先輩に聞くことがまったくなかったほどに)。また、"アート・オブ・プロジェクトマネジメント"や"レボリューション・イン・ザ・バレー"等のようにコードを書く人向けだけではありません。前者は開発のやり方を変更しないといけないと衝撃的な印象を与えられましたし、後者はこのままではだめだと飢餓感を覚えさせれました。どちらもかなりお勧めです。

そのような外れ率が低いオライリー本ですが、今のところオライリー書籍アプリは英語版しかないため、私には読み物系でないものしか選択できません(ソースサンプルをつけて説明している本は英語さっぱりの私でもなんとかいける)。このため、日本語版を出していただければiBooksの本棚をオライリー本で埋め尽くすので、ぜひとも検討をお願いいたします。

また、iBooksをバージョンアップすると今までページをめくるのに引っかかっていたのがなくなり、ページをめくるストレスが軽減されました。さらに、ページの端を指でクリックするだけでページがめくれるのですね。知りませんでした。

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