ミクシーより社内SNSなのか?
ある製造業のお客様と飲んでいて、連れられてきた若い女性が「ミクシーより社内SNSの方が気楽でいい。もうミクシーはやめました」と言っていた。
理由は、
・ミクシーで日記を書いていても、めったにコメントがない。たまにあっても嘘っぽい儲け話だったりする。
・外のSNSだと、なんとなく危険な感じがして安心できないが、社内だとオープンに悪いことをするはずがないので安心。
・社内だと知人や友達がすぐに心のこもったコメントくれる。
・日記を書くときも、社内なら知らない人が見るわけではないから書きやすい。
・社内では似たような環境、境遇にいる同様の日記を見ることがあり、コメントやメッセージのやりとりも「暗黙の了解」みたいなものが存在して意思疎通しやすい。
というようなものだった。(かなり飲んでいたので正確ではないが)
先週、社内SNSを導入している別な会社との懇親会で、やはり若い女性に聞いてみた。 彼女も同じ意見だそうだ。
・ミクシーなどは、学生時代の同窓生とのやりとりのみで、最近はあまり見ない。
・社内SNSでも日記は書かないが、社内のコミュニティはよく使っている。
・会社という硬い中で、会社の他の人から見えない中で、ひそかに女性同士で愚痴を言い合うのは楽しい。 コミュニティのメンバーの誰かが「チクル」のではと、ちょっとスリルだけど。
というような意見であった。 ついでに、先日、大学生になった娘に聞いてみたが「もうミクシー卒業」だそうである。 何かあったときに見るために登録は解除しないようだが。
さて、これが一般的なのかどうかわからないが、これは良い現象なのだろうか?
もともと広く人と出会い、アイディアや意見を交換することがSNSの目的のはずだ。 社内SNSが一般的になるのはいいのだが、なんとも腑に落ちない。
社内SNSは何のためにあるのだろう。