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ビジネスとお父さん業のスキルを向上するIT活用術

Google、Yahoo、ミクシィが同じID、パスワードで

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 Googleや各種SNSのID、パスワードのお作法が違うため、それぞれ違ったものを設定している方が殆どだろう。 銀行、ショッピングサイトやチケットサイト、カメラやプリンターなど購入した電子機器のサポートサイトを含めれば10以上のIDを持っているのは普通だろう。 

 これ以外に社内のシステムもあることを考えれば、とてもIDを覚えきれるはずも無く、手帳などにID、パスワードを書いて管理したりしているのではないだろうか。

 パソコンのデスクトップにID、パスワード一覧を張っているものもいる。 私は毎月のようにパスワードを忘れて、使わなくなってしまうサイトがある。 多くの場合「ID、パスワードを忘れた場合」というボタンが用意されているが、よっぽど必要性が高くない限りは利用していない。

 複数のサイトで共通のID、パスワードが利用できるようにすることで、上記のような問題を解決し、より多くのサイトを利用してもらうことを目的として「オープンID」がアメリカを中心に普及し始めている。アメリカでは既に約2億5千万ID、1万サイトが利用されているが、日本でも今年中には普及しそうだ。

 29日の日刊工業新聞によると、野村総研、日本ベリサイン(認証サービス会社)、そしてオープンIDを開発したシックス・アパート(ブログソフト会社)の3社が「オープンID」を普及させるための組織(仮称)OpenIDファウンデーション・ジャパン」を設立すると発表した。(4月設立予定)

 オープンIDでは、オープンID対応の、いずれかのWebサイトでIDを登録すれば、他のサイトのオープンID対応サイトでも同じID、パスワードが利用できるようになるが、シングル・サインオンではないため、Webサイト毎に認証が必要である点は変らないようだ。

 インターネットで会員サービスを提供する日本の様々な企業がオープンIDに参加することが予想されており、ID、パスワード管理の利便性は飛躍的に向上し、かつ、間接的ではあるがパスワード関連のセキュリティも向上することだろう。 個人的にも大いに期待している。

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