子どもに英語だけを徹底的にやらせる理由
今大学生の娘たちには、英語以外は勉強しなくて良い。英語だけは勉強して欲しいと言ってきた。
結果として、塾も英語教育も受けずに小学生の間に3級、中学2年までに2級をとらせることができ、英語以外の学力全体も、私が中高生の時に比べればとても良い状態を維持している。
うちは、子供達に塾にも私立にも行かせないのに、なぜ英語だけをやらせるのかと言うと、自発的に勉強する環境を作るためである。
以前、有名な学習塾の先生と飲んだときに、「吉田さんのように、教育に金をかけずに学力を上げる方針なら、中学入学時に何か一つの教科でいいから、ずば抜けて出来る状態をつくっておくことが大切」という話を聞いた。
その教科として、最も効果が高いのが英語だそうだ。 英語が出来ると、なぜか「頭がいい」と周りから思われる。(他の教科では、そう思われにくい)
頭がいいと思われていると、その評判を自然と維持しようと考える。 しかし、塾に行かさない方針だから、授業中に集中して覚えるしかなくなり、集中力が高まる。 そして、自らが自分が弱い教科を感じて、自分で時間を作って勉強したり、不得意教科だけ塾に行かして欲しいとと言ってくるようになる。
そして、多くの日本人が数学や社会よりも英語力不足に悩んでいることを考えれば、英語だけは社会に出てもアドバンテージになる。
英語の前に日本語を教えるべきだ、という意見もあるが、日本語をやらずに英語の勉強をするわけではなく、英語は追加でやっているのだから、問題はないと考えている。
今日、4人にリスニング&デクテーションをやってみたが、子供の聞き取り力の高さに驚かされた。 英検のリスニングのテストをやらせてみたが、まだ、英語も習ったことがなく、ローマ字も書けないのに65点だった。
英語力の向上に苦しむ私からすれば、羨ましいかぎりだ。