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ビジネスとお父さん業のスキルを向上するIT活用術

ビジネスライクには割り切れない商品への「愛着」の重要性

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 私が愛着を持って接しているものとして、

・三菱自動車の四輪駆動車

・カワサキのオートバイ

・ビジネス用、マラソン用のSEIKOの二つの腕時計

・サッポロ一番みそラーメン

・ラコステの靴下

・リーガルの革靴

・A5三つ穴のシステム手帳

・最初に入社した会社と当時の同僚

・ガンダム

・Lotus Notesとそれを愛する人

・楽天サイト

がある。

 会社が経営危機になろうが、ランクルの新型が出ようがパジェロであり、リコール問題で三菱が非難されていたときには、三菱の販売店に「それでも三菱大好きです。頑張ってください。」というメモを付けてジュースを箱で送った。

 二つの腕時計は、私が最初の会社を転職するときに同僚、部下、上司がお金を集めて私に送ってくれたものだ。 何にも変えがたく私を勇気づけてくれる。

 ガンダムは常にLotus Notesとイメージがだぶる。 エヴァンゲリオンが大ヒットしようが、古かろうがガンダムがいいのだ。

 そしてLotus Notes。 言うまでもないが多くのファンに支えられている。Notesファンから「コンビニのレジに”No Exchange”(両替できません、と競合製品をかけて)のシールが貼ってありました」などと写真を送ってくれることもある。

 だから私は、どんなに良い転職のオファーが来てもLotus Notesの競合他社には行かない。

 これらの共通点を思いつくままに書くと

・No Reasonで好きである。(聞かれればそれなりに理由をいえるが)

・癖があり、とっつきにくい面があるが、使いこなすと素晴らしく自分に合う。

・良い想い出と苦労した想い出の両方を持っている。

・万人には受けないが、一部の方からは非常に愛されている。

・最初に自分の意思で選んだものである。

 というあたりだろうか。

 そして、これらの商品に対して、他人が非難したり、弱点、他より悪い部分などを指摘してくると無性に腹が立つ。「そこが悪い」と指摘されたひには「だからこそ良い」と論理的ではない感情的な反論をしてしまう。

 マーケティングの世界で「ロイヤリティ」という言葉が良く使われる。 単純に訳すと忠誠心だが、利用者側から見れば「愛着」と置き換えられる。

 単に製品やサービスの良さだけの優劣で利用している場合は、同程度の良さでより安い製品・サービスが出てくると、そちらに簡単に変ってしまうが、愛着(ロイヤリティ)がある場合には、多少の優劣では変らない。

 そんな商品はめったに生み出すことが出来ない。しかし、プロダクトマーケティングといいう意味(ブランドマーケティングではなく)で、いくつかのポイントがある。 次回時間がある時にじっくり説明したい。

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