ビジネスとお父さん業のスキルを向上するIT活用術

「俺がいなくなって駄目になった」と言う転職者・異動者

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 転職や異動した部長・リーダークラスで「俺がいなくなって、あのビジネス(部、商品)は駄目になった」という人を、時々(割と頻繁に)見かける。

 私は、このような人に対して、表向きは「そうだねー、やっぱり君じゃなくちゃ駄目だったんだよ。 今の部長は現場意識が薄いからね」などと言ってあげたりするが、内心は、

「君がちゃんとメンバーを育てられなかった証拠だね。 人を育てる力がない証明だよ」

「プロセスや仕組みを作らず、君の力技でやってたんだね。後に残された人や後任は、今頃、必死で仕組みづくりしているんだろうね。可哀相に。」

「チームワークのない組織で、強引に引っ張っていたんだね。 人の良さを引き出したり、人を信用して仕事任せられない人は大きな仕事には向かないよ。」

 などと思って見ている。 他人がいうならわかるが、自分でいうのは感心できない。

 という私も以前の会社では「俺じゃなきゃ」なんて思って仕事をしていた。  もしかしたら、転職後に「俺がいなくなって、グループウエアビジネスが駄目になった」なんて言っていたかもしれない。 しかし、転職後しばらくしてから考えが変わった。

 企業経営、リーダー論などを沢山読み、様々な人の意見を受ける機会が増えて、自分の人間としての浅さを痛感したからだ。 この手の本は沢山あるが、最近読んだ本で良かった(わかりやすかった)本に「「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人」がある。

 「何でみんな、俺の言ったとおり出来ないんだ」「これは俺じゃなきゃ駄目だ」などと、少しでも感じていたら、ぜひ、読んでみるといい。 これからの仕事面での人生が変わるチャンスである。 力はあるのだから。

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Comment(2)

コメント

こちらのエントリを読んで『社長が死んで株価が上がる会社と、社長が死んで株価が下がる会社、どっちがいい会社と思う?』という質問を思い出しました。
2代目に引き継いで株価が下がる会社というのは、まさしく「育てる力」や「仕組みづくり」がうまくできていない事になると思います。
そう考えると「株価が変わらない」会社には優れた経営者がいたのかもしれません。

Yoheiさん
 Notesがお世話になっています。 
 そうですね。 ビジョナリーカンパニーシリーズにも「自分がいなくなっても永遠に続く会社を作る」ことを目標にしていた経営者が何人か紹介されていました。 難しいことですし、短期で見れば良いときも悪いときもありますが、中長期で見れば継続的に売上・利益・株価を伸ばし、満足度を向上していける仕組、文化、組織を残してきた多くの日本の経営者がいるのが日本の強さでもあると思います。
 コメントありがとうございました。

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