普通のIT企業の社員の「ついている」一日(自宅~通勤)
朝起きると大雨だったが、テレビでは「B型の人はラッキーな1日。ラッキーカラーは黄色」。今日のネクタイは、たまたま黄色。黄色はLotusカラー。今日はいいことがありそう。
朝食を作ろうとすると娘が自分の弁当のおかずを作りすぎて残っていたため、思わぬ豪華な朝食となった。 食事をしながらPCで会社にアクセスしメールとRSSをチェックしたが、緊急メールなし、未読なし、スパムメールなし、ブログ投稿への変なトラックバックや中傷コメントなし、外人からの仕事のメールもなし、トラブル報告なし。 お、オルタナティブ・ブロガーのTOP30に初めて入った。 なんて、すがすがしい1日だろう。
友達と韓国旅行に行けることになって機嫌のいい妻の声に送られて、傘を持って子供たちと一緒に玄関を出る。 外は既に雨が上がり晴れまも覗く。通路から顔を出すと、大人になって初めて見るような鮮やかな虹が見えた。これはラッキー。 みるみる消えていく虹を素早く携帯電話のカメラで一枚。 |
ホバーリングしながらさえずるヒバリの声の下で、桜 並木を駅まで5分歩く。いつもは歩きタバコの煙や投げ捨てを見て不快な思いをするが、今日はいない。 お、駅の向こうに筑波山が見える。(この駅は映画版「電車男」や「電車でGo」のコマーシャルなど良く撮影に利用される)
電車に乗ると車両の角席が確保できた(始発駅だから当然だが)。電車の出発間際に新入社員と思われるはつらつとした女性が乗り込んできて私の隣に座った。 電車の中で化粧したり、携帯電話でメールを送る「ピ!ピピ」というキー操作音も、イヤホンから漏れるうるさい音楽も、大また開きも、鼻から入って目から抜けそうな強烈な香水臭も、隣の人のひざに置いた大きすぎるバックが領土侵犯してくることも無い。 この若き女性は期待に違わず、行儀良く日経をアコーデオンのように四つ折にして読んでる。
昨日は、がらの悪い親父が私の隣に座り貧乏ゆすりしていた。 私は、その親父の貧乏ゆすりの3倍程の大げさな貧乏ゆすりをして反撃をしかけたが効果がなく、ひざの上のパソコンの画面が揺れるのを我慢しなければならなかったことを考えれば、天国と地獄だ。 やっぱり今日はついている。
素早くノートPCを開いて、レプリカ(サーバーのNotesDBのローカルPCへの同期)されたNotesの営業ツールDBから明日の客先プレゼンで使えそうな類似のものを探す。
ラッキーなことに、ほぼ、近いプレゼンが見つかるが英語だ。その下にリンクが付いているので開いてみると、先週、別な人が日本語訳して利用したらしく、利用した際のお客様の反応が書いてある状態でプレゼンが貼られている。 これで、会社に行って事例を入れれば完成だ。
週末に書いたブログ記事のFinalizeにかかったところで、隣の席の女性の前にお年寄りの女性が立った。ブログ記事を完成させたかったが、今日は気分がいいので、素早く強引に席を譲り、立つ(実はシルバーシート)。網棚のバックをとってPCを入れようとするとラッキーなことに前の女性が立ってホームに下りていった。嬉しくて直ぐに座りたくなる気持ちを抑え、おもむろに座ってPCを広げブログを完成させた。
今日はついている。 (つづく)