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Web2.0関係者が使う「リッチなユーザー経験」「ユーザー体験の向上」という言葉 (その2)

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 先日投稿した”Web2.0関係者が使う「リッチなユーザー経験」「ユーザー体験の向上」という言葉”に関して、沢山のコメントやメールをいただいた。

 ”現実の世界や今までのインターネットの世界では得られなかった新しい体験”というあたりが、この言葉の意味のようである。そんな中、ひょうんなことから、この言葉が出てきた背景を知ることができた。

 妻から頼まれて、アマゾンでヨンジュン様を特集した雑誌(950円)を購入したが、その際に、1500円(?)を超えないと送料が掛かるということでSNSマーケティング入門 という本を買った。

 その中に「Web2.0の議論の中で提唱者のティム・オライリー氏は、ネット参加者の演技する人生を「ユーザー エクスペリエンス」(自分らしさを表現できる至極の体験や心地よい体験)と呼びました。」と書いてあった。 その「体験」というのは、ブログで投稿や動画などにより自己表現して、SNSという社交場で親交を深めるられるというものだそうだ。

 だとするとタイトルのような使い方は間違っている。 このような、流行で自分でも解釈できていない言葉(もちろん読んでいる人につたわるはずがない)を、公然と間違って乱用する人や、あまり考えずに直訳する人が多いことに驚かされる。 私もそうならないように肝に銘じた。

 この本の筆者である山崎さん(野村総研)のSNSを解説した本はどれもわかりやすい。 普通の人が一般的に使わないような言葉や用語を使わずに誰でもわかるように解説してくれるからだ。 今回のこの本も、期待に応えるわかりやすかった。 タイトルにはマーケティングと書いてあるが、単に「ソーシャルネットワークって何?どんなことが出来るの?」を知りたいだけの人にも最適な本だと感じる。

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