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偉大な経営者は謙虚で控え目~堀江被告 実刑判決と経営者像 2

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 以前読んだビジョナリー・カンパニー 2の中で”偉大な経営者は、驚いたことに、マスコミで大きく取り上げられた有名人ではなく、謙虚で、物静かで、控えめで、内気で、恥かしがり屋”

と書かれていたように記憶している。

 そういえば、急速に伸びた企業の経営者が、テレビに出て目立つようになると、その後、何か不正疑惑が露呈したり、しばらくしてビジネスがうまく行かなくなり、消えていくように思う。 これは、堀江さんだけではないが、堀江さんが最も強烈に露出していた。 堀江さんより前に、セガの取締役の一人がCMに登場したことがあったが、このビジネスも見事に失敗した。 投資会社や他のITベンチャーも同様である。

 ところで、経営者が目立つのが問題だとすると 会社の”顔”としての役割は誰が果たすべきなのだろうか。

 個人的な意見だが、その役割は、それらの企業の経営者やマネージャーではなく、企業にいるスペシャリストたちであり、彼らが作り出す社外のコミュニティが担うのではないだろうか。 そういった意味でも、SNSなどのコミュニティの重要性は高くなっていくのだろう。 ライブドアでは、様々なコミュニティを提供しているというのも因果なものを感ずる。 

 堀江さんが経営のみに集中し、Greatな企業を作ってくれれば、また、別な意味での大きな変化が生まれるのではないかと期待してならない。 彼が成長して、シクシクと経営に没頭して、新しい人材が新しい息吹きをこの日本に吹き入れてくることを心から期待したい。

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