「入れ歯専門の歯医者」が実際の症例と治療、治療に対する考え方を紹介する記事を中心に書いていきます。

大きい入れ歯が使えないので、かぶせものと小さな入れ歯を作った症例

»

「どうも入れ歯が煩わしくて......。」
Kさん(70代・男性)の上のあごには7本分の大きな入れ歯が入っていました。「他院で調整してもらったけど使えない」とおっしゃっています。

 診察すると歯の根がたくさん残っていました。このように根を残して作る「残根上の義歯」は治療の回数が少なく、本来の歯の位置に義歯を再現できる大変有効な治療法です。ただ、人によっては今回のように違和感を強く感じてしまうことがあります。

 幸いなことにKさんの歯の根は大きく揺れもありません。そこで歯の根を活かす方法に切り替えて治療をすることにしました。

 歯グキの肉が覆いかぶさっている部分は麻酔をして切除。根の治療が必要な歯を再治療。当初の予定より通院の回数が増えてしまいましたが、かぶせものを3本作ることができました。
 あとは残りの4本分の入れ歯を作れば、すべてカバーできます。おかげで入れ歯を半分ほどの大きさにすることができました。

 ちいさくなった入れ歯を装着すると「あっ、これならずっとラクだね」とおっしゃって、いつも入れ歯を入れておけるようになりました。

 今回行なったKさんのかぶせものと入れ歯を作る治療は保険適用で約2万円でした(治療費は症状により個人差があります)。
_________________________________

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する