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格安simに乗り換え WiFiルーター編 誰でも分かる

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ドコモのWiFiルーターを格安simへの乗り換えで通信費を大きく削減。経験談から簡単にその辺を書いてみます。

まず、WiFiルーターの通信費は、ドコモの料金表は高いですね。月当たりの値段で、
 基本利用料 二年縛り1,200円(縛りナシ2,700円)
 ネット接続サービス mopera U 300円
 データパック 2G 3.500円、 5G 5.000円、 8G 6.700円(G=ギガ、データの量)
ずいぶんとかかります。
古い料金プランでも例えば、3GまでのXiデータプランライト(二年)は、4,600円を超えます(税込)。

方や、格安simカードは、同じドコモのネットワークを使っているのですが、安い。月当たりの値段で、Biglobeの場合、3G 900円、 6G 1,450円、 12G 2,700円。
IIJやDMM、OCN、mineo、楽天など各社が似たような値段で提供してます。3G以内ですむ方はそんなに多くはないでしょう。普通の方は5Gや6Gを選ぶことが多いと思います。

ドコモのデータパックは、500円追加で他の端末ともデータ量をシェアできますが、そんな細かいことを気にするまでもなく、圧倒的に格安simの方が安い。二年縛りの場合、途中解約は1万円以上払うのですが、それを補って余りある価格差です。なお、ドコモのは月の頭で解約してもひと月分の料金をとります。これも印象悪いですね。

乗り換えは、二つの方法があります。まず、ドコモのWiFiルーターをドコモショップでsimフリー化(simロックを外す)して、格安simカードに差し替える。なお、simロック解除で3千円と一週間~10日かかる。しかし、小生の場合、ルータのボディのプラスチックの部分にキズ(ルーターの右下、写真で手前)があったため、修理(5千円以上かかるでしょうとのこと)しないと受け付けない、とのこと。そりゃドコモはsimロック解除なんてやりたくないだろうが、なるだけ受けたくない姿勢にげんなりした。失望。

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もう一つは、新たに端末を買って、それに格安simカードを入れる。LTE用のルータを買えばよく、たとえばBiglobeは、月933円×24月でルーターを提供している。

小生の場合はASUS ZenFone 2 Laser というSIMフリーのスマホを購入(3万円弱、格安sim数社が月料金×24月でも提供してます)。それに差して、テザリングでWiFiルーターの代わりにしました。一つのメリットは、WiFiでなくBluetooth(ブルートゥース)でテザリングできることです。1.5MBと速度は遅くなるが、端末=ノートパソコンやタブレットの消費電力が抑えられるので、バッテリーが長持ちします。スマホ側もそう(参考:「ZenFone 2 LaserでBluetoothテザリング!電池持ち(継続時間)はどれくらい? - SIMフリー遊び 」「ASUS ZenFone 2 LaserのテザリングはiPhoneの置き換えに最適!? - ★つれづれ出張所♪ 」)。なお、このスマホを買ったら、セットアップ時はこちらを参考にするとよいでしょう(「Zenfone 2 Laserの裏蓋の開け方とSIMカードの入れ方・設定方法【開封レビュー】...でも、裏蓋の開け方はこうしないで普通にやった方が良い気がする)。

なお、simフリー端末は、たとえば海外出張のときに、その国で使えるsimカードを調達すれば、たとえばドコモの端末と契約でその国で使うよりも、安くすませることができます。

格安simが全ての人によいというわけではないですが、大方の人にはお勧めです。こういう記事もご参考「格安SIM向きの人、格安SIMのメリット・デメリット」...一部の格安simはネットワークが混んでいるのか速度が遅めのときがありますね。値段やキャンペーンは価格comサイトにあります。

ちなみに、(WiFiルーターの話ではないが、)スマホで、とってもカジュアルなライトユーザーで、出費を減らしたいという方には、TONEというDVDレンタルのTSUTAYAさんのスマホがとっても安いです。通信速度を遅くしたり、普通の3大キャリアのスマホより劣りますが、ほとんどのユーザーが月3千円以内でおさまるという劇的な安さは魅力です。素人さんも、店舗で相談できるみたいですし。

というわけで、普通に3大キャリアのWiFiルーターやスマホの契約をしていると毎月結構な出費になるわけですが、それをぎゅっと抑える手段が増えてきたのはよいことですね。安倍晋三首相が通信料の引き下げに向けた方策を検討するよう指示を出したことで3大キャリアの株価は下がりましたが、格安simのような代替手段が広くユーザーに受け入れられれば、市場は大きく変わるかもしれませんね。

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