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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

ミシン糸、おいてますか?

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 刺しゅうは好きなのだが、裁縫となると苦手である。そういえば中学生の時に雑誌の付録でスカートの型紙がついていて、作ってみたりしたものだが出来はあまりいいものではなかった。

 なのに、いま衣装のために裁縫をしていたりする。ミシンを使うなんて、もう、もう、何年ぶりだろう。えっと、下糸を出すのはどうやったら……と戸惑ったが、少し考えれば思い出すことができた。全く自信がなかったが、今のところ意外となんとかなっている。

 ところが途中で糸が終わってしまった。まさか、無くなるとは。買いに行かねば。しかし、近所の手芸屋さんは昨年末に店をたたんでしまった。外出ついでに大きな手芸屋さんに行けばいいのだが、近所にほかの手芸屋さんはないだろうか。。

 ためしにGoogleさんに「近所(の地名)手芸」と聞いてみると、出てきた。おお。昨年閉店したところも含め、小さな手芸店まで並んでいる。見ると、自転車で行ける範囲の商店街に手芸屋さんがあるらしい。この微妙に遠い、小さな店。普段の生活では絶対気付かないって。将来検索機能がもっと強力になって「近所(の地名) ミシン糸」と検索したら、ミシン糸を置いているお店が表示されるようになったりして。それってすごいよね。

 ……なんて想像を膨らませつつ早速自転車でお店まで足を運び、無くなったミシン糸や微妙な色のミシン糸も購入できた。小さくても品揃えは立派、さすが手芸屋さんである。会計の時に店員さんに「よかった。近所の手芸屋さん、なくなっちゃったんですよ」と言うと、「今はもう(採算が)合わないからやめちゃうんだよ。昔は近所にもっとあったのに」と言っていた。そうか……。確かに、今時服は作るより買ってしまったほうが安上がりだったりするものね。なんだかさみしいな。

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