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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

新人ハンドマッサージャー

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 髪を切りに行った。美容師さんは「よかったらハンドマッサージしませんか?」と提案してきた。というのも、新人教育の一環のようなものらしい。

 「うちにも新人が入ってきたんですけどね、まだシャンプーもさせられないんです。お客さんと接する機会を作るため、今年は新人研修でハンドマッサージを教え、カラーリングやトリートメントの間にやってもらうことにしているんです。サービスなのでいかがですか?」

 それならばということでやってもらうことにした。しばらくすると「よろしくお願いしまーす」と美容師の卵さんがやってきて、脇に座った。クリームを塗り、もみもみと手を押してもらいながら「ハンドマッサージをやってみてどうですか」と新人さんに聞いてみた。

 「いろんな人がいますね。昨日の人は、最初痛がっていたので手を緩めようとしたら、『いや、おれは最近睡眠時間が少ないし、栄養もろくにとってないし、疲れているし、痛くなって当然なんだ。気にしないでやってくれ』って言うんです」

 それを聞いて、苦悩の表情を浮かべて新人のハンドマッサージの痛みに耐える男性の姿を想像してしまった。別に無理して痛みに耐える必要はないのに「気にするな」って。ぷ。それだけ優しいのだろうか。その後のことを聞くと、「最後には笑顔でした」とのこと。それはマッサージで身体の緊張がほぐれたのか、マッサージが終わった開放感からなのか。

 新人さんから聞いた話をそのまま担当の美容師さんに伝えると、「ネタですかね。こっちは癒そうとしているのだから、辛いなら耐えなくてもいいのに」と笑っていた。そう言われるとネタ……なのかもしれない。

お花畑になっちゃった車 一方、美容師さんはアニメが好きだそうで、絶望先生の話題で意気投合したりしていた。筆者が「木津千里ちゃんのきっちりしないと気が済まないところ、たまに共感する」なんてことを話すと「じゃあ、真ん中分けにしますか」なんて言われたり。いや……それはやめておきます。

 写真は丸の内フラワーウィークス2008で展示されていたNew Beetle。す、すご。。。

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