専門的な情報を、立場の違う人に「分かるように説明する」のは難しいものです。このブログは「技術屋が説明書や提案書を分かりやすく書く」ために役に立つ情報をお届けします。

単純ラベルと分類ラベルの考え方

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昨日発売された「エンジニアを説明上手にする本」の一部をご紹介します。

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https://www.amazon.co.jp/dp/4798147591

例えば、ある地域で交通渋滞が多発する原因を調べたところ、下記3つの原因がわかったとしましょう。

【箇条書きのみ】

・周辺人口の増加により交通量が想定以上に増えた
・駐停車車両が多く交通を阻害している
・周辺の信号のコントロールが悪く、信号で詰まっている

上は箇条書きのみで書いた例ですが、ここにちょっとした「見出し(ラベル)」をつけると、より分かりやすくなります。

【単純ラベルつき箇条書き】
交通量過多:周辺人口の増加により交通量が想定以上に増えた
駐停車過多:駐停車車両が多く交通を阻害している
信号制御不良:周辺の信号のコントロールが悪く、信号で詰まっている

しかしその「見出し(ラベル)」はこんな風につけることも可能です。

【分類ラベルつき箇条書き】
資源不足:周辺人口の増加により交通量が想定以上に増えた
規制不良:駐停車車両が多く交通を阻害している
規制不良:周辺の信号のコントロールが悪く、信号で詰まっている

「単純ラベル」は、本文の内容を直接表すもので、たいてい本文の言葉の一部を使って作ります。単純ラベルを読めば本文で何を言っているかをだいたい類推できます。

「分類ラベル」のほうは複数の本文で似たものを集めて「分類」してつけるもので、分類ラベルからは本文を類推できません。

この単純ラベルと分類ラベルのどちらも、話が複雑になればなるほど、それをわかりやすく伝えるために重要になりますが、実際にやろうとするとなかなか難しいものなので、1日1回、数分でいいのでこんなワークを実践してみてください。

詳しくは、本書 p.9~p.10 をチラっとお見せします(^o^)

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(以下余談ですが・・・ おかげさまでAmazonでカテゴリ内のベストセラー1位になった模様ですが、カテゴリがシステム管理・監査というのがなんとも・・・・(^_^;) いやそれ違うだろう、と思うものの、かといってこの本がうまくはまるようなカテゴリはイマイチ見つからないのです(^_^;))

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