プロジェクト・ブラックボックス その後
私が10月18日に投稿した「コンピュータ史上、最高の発表(だと思う)」に対して、多くのコメントをいただきました。その発表は「世界初の仮想化データセンタ」とも呼べるもので、コンテナの中に、データセンタを入れてしまった製品のプロトタイプをプレビューしたものです。私のブログに寄せていただいたコメントの中で、Qさんから、コンテナごと盗まれたら大変だというご指摘がありました。
サン・マイクロシステムズにもブログのサイトがあり、blog.sun.comというのですが、このブロガーたちが使っているメーリング・エイリアスに「盗まれたら、どうするの」と質問を投げてみました。すると、このプロジェクト・ブラックボックスは世界中で話題沸騰らしく、ブロガーもエキサイトして蜂の巣を突っついたようになり、40名ぐらいがディスカッションを始めてしまいました。
最後には、デーブ・ダグラス(エコロジー担当副社長)が、ブラックボックスのメーリング・エイリアスは別にあるので、そちらに書くようにと怒られてしまいましたが、まとめるとこんな感じです。
- すでにジョナサン・シュワルツが自分のブログに書いていたのですが、モナリザの絵画をガードもいない駐車場に放置しないように、重要なデータセンタなので、監視のいるところに設置するでしょう、ということです。
- また、ボルトで床に固定することができます。
- GPSがすでに内蔵されているので、移動しているブラックボックスを追尾することができます。
- ブラックボックスを移動する際には、通信ケーブルをはずす必要があるので、はずしたとたんに何かがブラックボックスに起こっていると感知されてしまいます。
あとは、アラームをつけておいて、監視担当者にこのブラックボックスが移動していることを通知すればほぼ完璧でしょう。
さすがに世界各国からメールが出ていたので、盗まれるより、テロリストに爆破される方が影響が大きいゾというメールも寄せられ、それに対しては、タンクの装甲とキャタピラをオプションで付けようなどという意見も出ました。まあこの場合は、遠隔地リカバリーをすればデータセンタ機能は即時回復しますね。
最後に、また英語ですみません m(_ _)m が、YouTubeに今回の発表内容のビデオがありますので、よろしければご覧ください。英語がわからなくとも、コンテナの内部を写したビデオもありますので、面白いですよ。上記のエコロジー担当副社長のデーブ・ダグラスがデュークのTシャツを着て、説明しています。