第一回はクラウド・エコシステムの概要、第二回は登場の背景、第三回は注目される6つの理由、第四回はSIビジネスの今後、第五回はコミュニティの存在、第六回はクラウドを推進する団体、そして第七回ではオープンクラウドについて整理をしてきました。
今回は、クラウド・エコシステムを形成する上での経済的な視点、クラウド・エコノミクスの視点で整理をしてみたいと思います。
クラウドはテクノロジーから経済の視点へ
クラウド関連技術は、様々なレイヤの技術が成熟し、構想やビジネスモデルの具体性を帯びてくると、クラウド・エコスシステムの環境構築と整備とともに、経済の視点、つまり、クラウド・エコノミクスの視点が重要になってくると考えています。
Agilecatさんの「Open Compute が創りだす、新世代 Web のためのビジネス・モデルとは? 」の記事の中では、
5月 2日・3日に San Antonio の Rackspace HQ で開催された Open Compute Summit では、そこで実現されるテクノロジーやファシリティというより、経済とエコシステムの方が、議論の中心になっていたように感じました。 昨年10月に NY で開催されたサミットと比べて、Open Compute 構想が具体性を帯び、また、支持を集めていることの表れなのでしょう。
とあるように、テクノロジーから、経済とエコシステムが議論の中心になっていると感じていると指摘されています。
今後、クラウドが普及し、持続性のあるビジネスモデルを展開していくためには、クラウド・エコシステムを構築するとともに、クラウド・エコノミクスといった経済圏を形成し、事業者やユーザがそれぞれ持続的に恩恵を受けられ、かつ、産業の発展にもつながる事業構造や経済圏の形成が重要となってきます。
「クラウドエコノミクス」と「クラウドエコシステム」のブログでもご紹介をさせていただきましたが、3年以上前にクラウドコンピューティングが注目された時期は、ユーザへのソリューションやサービスを売り込むためのマーケティング用語として、多用するケースが多くみられました。
現在では、利用ユーザは、クラウドにマイグレーションし、事業を効率化し、収益に貢献できるか、ということが重要になっています。また、クラウド事業者は、中長期的に収益を得られるモデルを構築していく必要があります。
クラウドの場合は、ユーザ側は、従量制で最新の高機能なサービスが利用できるというメリットがありますが、事業者側は、データセンターへの投資、大規模なサーバ等の投資による規模の経済(スケールメリット)を働かせながら、コスト評価やROI(投資収益率)を見ていく必要があります。
通常のシステム構築などのソリューションビジネスは、比較的短期で投資の回収が見込めますが、クラウドビジネスの場合は、グローバルマーケットも視野にいれつつ、大規模な投資の中で、中長期的な視野で黒字化など収益の回収を見込んでいく必要があります。
クラウドビジネスで成功している事業者は、たとえば、AmazonのECサイトのように、他の事業で安定した収益を確保しつつ、クラウドビジネスに参入して全体の販売額比率は低いものの、急成長を遂げ収益を確保しようとしています。
クラウドビジネスへの参入は、こういった様々な事業環境を視野にいれるつつ、中長期的な事業の柱にしていくための、クラウド・エコシステムの構築と、経済圏をつくるための、中長期な視点が必要となり、経営的にも大きなチャレンジにもなると考えられます。
途中で経営陣が変わり、ビジネスの事業環境が変われば、クラウドビジネスに対して大きな方針変更を余儀なくされる可能性も否定できません。
以上のように、クラウドは、技術動向やサービス動向だけでなく、市場経済の動向を踏まえた上で、規模の経済や範囲の経済など、クラウド・エコノミクスという視点も重要となってきます。
クラウドビジネスの今後の普及に向けて、技術(テクノロジー)の視点だけでなく、クラウド・エコシステムのように事業者同士でWin-Winの関係を構築し、業界のイニシアティブをとり、さらに、人的なネットワークも重要となります。
そして、クラウド・エコシステムという視点を持ち、クラウドのテクノロジー動向を理解しつつ、ビジネスや経済の視点で事業を考え、ビジネスをリードできる会社、そして、それを支える人材が益々重要になっていくのかもしれません。
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- 「クラウド・ビジネス」入門 電子書籍版 (Digital e-hon)
※担当キュレーター「わんとぴ」
@cloud_1topi(クラウド)
@ict_1topi(情報通信政策)
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@smarttv_1topi(スマートテレビ)
@localict_1tp(地域活性化)
@smartcity_1tp(スマートシティ)
第一回ではクラウド・エコシステムの概要、第二回では登場の背景、第三回では注目される6つの理由、第四回ではSIビジネスの今後、第五回ではコミュニティの存在、そして第六回ではクラウドを推進する団体について整理をしてきました。
今回は、オープンクラウドについて整理をしてみたいと思います。
2009年3月30日に「オープンクラウド・マニフェスト(The Open Cloud Manifesto)」がWebで公開され、顧客が持つ4つの目標と、クラウドプロバイダが順守すべき6つの原則が示され、発表後、数十企業が参加を支持しました。
顧客が持つ4つの目標
- 選択性 - 組織は、様々なベンダの中から自由に選択できることとする。
- 柔軟性 - 組織は、異なるクラウドを使用している場合でも協力が可能であることとする。
- スピードとアジリティ - 組織は、官民のクラウドを統合するソリューションを容易に作成できることとする。
- スキル - 組織は、その能力を特定のクラウドに依存しないユーザにアクセスできることとする。
クラウドプロバイダが順守すべき6つの基本原則
- サービスにあたってはオープンスタンダードに準拠する
- 市場での地位を利用し独自プラットフォームに縛り付けない
- 標準規格を使用する
- 新たな規格の作成や変更には注意を払う
- 顧客ニーズを重視する
- クラウドコンピューティング団体やコミュニティは協調を図る
クラウドコンピューティングの進展に伴い、「オープンクラウド」が注目され、導入が加速することが予想されます。オープンクラウドは、ユーザドリブンのオープンスタンダードなクラウド環境を指し、団体やコミュニティとも協調し、クラウドエコシステムを形成しています。
そして、オープンクラウドの進展には、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアが大きくけん引しているといえます。
オープンクラウドを構成するソフトウェア/プロジェクト
オープンクラウドを実現する技術には、オープンソースのクラウド基盤となるIaaS基盤ソフトウェアがあります。OpenStackやCloudStackに代表されるように、サーバ、ネットワーク、ストレージなどを統合的に管理し、ユーザの要求に応じてオンデマンドで指定されたスペックの仮想マシン(VM)やストレージ領域を提供するなどのセルフポータルサービス機能を提供する。CMS(クラウドマネジメントシステム)とも呼ばれています。
PaaSレイヤではCloud Foundryに代表されるマルチ言語やマルチ開発フレームワークに対応するオープンソースのPaaS基盤があげられます。
ネットワークレイヤではネットワークの構成や機能の設定をソフトウェアによってプログラマブルに行える仕組みであるSDN(Software Defined Networking)を実現するOpen Flowなどがあげられます。
さらに、データセンターレイヤでもOpen Compute Projectに代表されるように、オープン化がの流れが加速しています。
オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアの採用とクラウド・エコシステム
クラウド業界においては、ITU-T、IEEEなどによるデジュール・フォーラム標準、DMTFやSNIAなどによるデファクト標準化などIaaSや管理系の標準化(インタフェースなど)の動きが進んでいます。
一方、Amazon Web ServiceやGoogleなどのクラウドネイティブ企業はこれらの活動には参加せず、独自APIを展開し、独自のクラウド・エコシステムを形成しています。
これらの中で一つの大きな流れになるのが、オープンソースのクラウド基盤ソフトウエアの採用によるオープンクラウドによる、オープンなクラウド・エコシステムになります。
オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアの採用には、利用者、サービス/SI事業者、開発者にとって、以下のとおりそれぞれのメリットが考えられます。
<利用ユーザ>
・1社に依存するリスク回避(クラウドロックインへの対応)
・高機能で拡張性・拡張性の高いクラウド環境を自社で構築(プライベートクラウド)
<サービス/SI事業者>
・自社開発のみでは競争困難
・ガラパゴス化のリスク回避 (オープンスタンダードへの対応)
・事業者間やコミュニティとの協調によるクラウドエコシステムの形成
<開発者>
・開発コミュニティの充実(CloudStackユーザ会など)
・開発者の相互連携によるサービス創出
オープンクラウドの展開は、OpenStackプロジェクトなど、オープンソースのコミュニティに支えられ、商用サービスとして採用する事業者が加速すると予想されます。
オープンクラウド関連のプロジェクトには、IT業界を代表する企業も多数参加しています。クラウド・エコシステムではAWSが市場をリードしていますが、オープンクラウドによる巨大なクラウド・エコシステムを形成する可能性が考えられ、一つのメインストリームとなるのではと考えています。
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第一回ではクラウド・エコシステムの概要、第二回では登場の背景、第三回では注目される6つの理由、第四回ではSIビジネスの今後、第五回ではコミュニティの存在について整理をしてきました。
今回は、クラウドのビジネス・エコシステムを形成する上で重要な役割を担うクラウドを推進する団体の取り組みについて整理をしてみたいと思います。
ニッポンクラウドワーキンググループ
2011年11月1日に「ニッポンクラウドワーキンググループ(WG)」が発足しました。本グループは、中立的な立ち位置で国内におけるクラウドビジネスを促進するグループです。
国内のISV(独立系のパッケージソフトウェアの開発・販売会社)約40社とともに、ニフティ、GMOクラウド、NTTコミュニケーションズ、インターネットイニシアティブ、ソフトバンクテレコム、IDCフロンティア、NECビッグローブなどの国内でIaaSを提供する事業者が多数参加していることが大きな特徴です。
グループ内には「サムライクラウド部会」と「クラウドビジネス推進部会」の2つが設置されています。
サムライクラウド部会では、国内サーバのクラウド上で連携する純国産アプリケーションなどを活用して、共通プラットフォームであるサムライクラウドを構築することを目指しています。
2012年4月3日には、そのクラウド連携基盤「Samurai Toolkit」をオープンソースで公開し、クラウド連携に必要な機能をモジュール化してアプリケーションやデータのポータビリティを高め複数のアプリケーション、クラウドサービスの連携の実現を進めています。
クラウドビジネス推進部会では、サムライクラウドを利用したクラウドビジネスモデルの構築を目指す。ステークホルダーが協働して、有益な価値の創造や、ビジネスの拡大を目指しています。
本ワーキンググループでは、グループ発足後、毎月1回グループワーキンググループが開催されているなど、活発な活動が進んでいます。
クラウドビジネスアライアンス
「クラウドビジネスアライアンス(CBA:Cloud Business Alliance)」は、SaaSからインフラ事業者まで、クラウド関連のビジネスを展開するさまざまなレイヤーの事業者が集まる団体で、業界全体の発展と新たなクラウドビジネスの創造と推進を期待されています。
設立の趣旨は、異なるクラウドサービスを自由に組み合わせ、クラウド間の相互接続性を実証によるビジネスの確立など、オープンなクラウドビジネスの拡大を目指しています。会員企業数は240社を越え、国内では最大級のくクラウドビジネスを推進する団体です。
2012年5月16日には、2012年度CBA総会が開催され、会員のソリューション・サービスが紹介されています。
クラウド利用促進機構/オープンクラウドキャンパス
オープンクラウドキャンパスでは、オープンソース系のクラウドを中心とした開発者が集まるユーザー会や勉強会が開催され、活発な活動が続けられています。告知から1日から数日で100名の受講者枠が満席となるなど、人気の勉強会やユーザ会を企画運営しています。
オープンソースを用いるクラウド技術の研究・情報交換を行うコミュニティ「オープンクラウドキャンパス」を主催し、IaaSやPaaS、ストレージや仮想ネットワークなどをテーマに、主に開発者同士が交流を深めています。
その中心となっているのが「一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA; Cloud Utilization Promotion Agency」です。CUPAは、クラウドの健全な利用と発展を促し、その活用シーンを広げるための活動を目的として活動を推進しています。
東北SaaS・クラウド震災復興支援フォーラム
「東日本大震災復興支援クラウドフォーラム」は、2011年5月13日に発足し、クラウドによる情報化基盤を被災地域に普及させ、復興に大きく貢献することを目的とし、クラウドを活用した社会や行政に対する提案・提言、および仕組みの構築などを進めています。
これまで宮城県仙台市や福島県福島市で会合を開催するなど、地域一体となった議論や検討を進めています。
2011年9月12日には東北地域の社会基盤や産業の復興を目的とした、「一般社団法人東北産業振興協会」の設立を発表。10月17日に宮城県仙台市で発足会が開催され、生活基盤・事業基盤を早急に立て直すための支援のほか、中長期的な雇用・事業の創出などの、継続的で自立した東北の産業振興支援を目指しています。
2011年10月1日、従来の東北SaaS連合会と復興支援クラウドフォーラムが統合して新たに「東北SaaS・クラウド震災復興支援フォーラム」となり、「一般社団法人東北産業振興協会」がその事務局運営を行っています。
その他の推進団体
そのほかにも、日本経団連を中心としたクラウド事業者などが参画する民間団体「ジャパン・クラウド・コンソーシアム(JCC)」や総務省が支援する「ASP・SaaS・クラウド コンソーシアム(ASPIC)」、「MIJS(Made in Japan Software Consortium)」、GICTF(グローバルクラウド基盤連携技術フォーラム)」など、様々な団体がクラウドを推進し、ビジネスを拡大するなど、それぞれの目的と役割を持って活動を進められています。
上記の団体活動には、私自身、大小何らかの関わりを持って、活動に参加をさせていただきました。
クラウドにおけるビジネス・エコシステムを形成していく上でこれらの団体は、益々重要な位置づけとなっていくでしょう。
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第一回ではクラウド・エコシステムの概要、第二回では登場の背景、第三回では注目される6つの理由、第四回ではSIビジネスの今後について整理してきました。今回は、クラウド・エコシステムを形成する上でのコミュニティの存在感について整理をしてみたいと思います。
クラウド・エコシステムを牽引するクラウドのユーザコミュニティ、AWS User Group Japan(JAWS-UG)
先日、アマゾン データサービス ジャパンの小島氏が、「マーケティング的視点で見る コミュニティ育成 アマゾン データサービス ジャパン 小島 英揮氏 資料 」というPeatix Live vol6での講演資料をアップデートされていますので、その一部をご紹介しましょう。
小島氏は過去のラーニングから、コミュニティ醸成のポイントについて紹介しています。
・技術、製品情報の裾野を広げる
・ビジネスを育成できる=エコシステム
・メーカー、ベンダ主導だけでは活性化しない
・メーカー、ベンダが離れすぎてもダメ
・技術市場主義、アカデミック指向だけではビジネスが育たない
・ビジネスと技術(スーツとギーク)のバランスが重要!!!
・最後は「人」で決まる
そして、コミュニティ創成を第一プライオリティに、重要なマーケティングヴィークルとして取り組んできています。
・利用者層を自ら拡大
・コアメンバーがハイコンテキスト化 →情報流通のスピード向上
・ローコスト&スケール
・多くのフィードバックを早く&直接もらえる
2009年当時のGTM(Go To Market)戦略として、コミュニティが裾野を広げ、ビジネスパートナーエコシステムがユーザ層を引き上げる部分として位置づけています。

マーケティング的視点で見る コミュニティ育成 アマゾン データサービス ジャパン 小島 英揮氏 資料 via kwout
Amazonでは、AWSに興味のあるデベロッパーおよびユーザで構成する「JAWS-UG(AWS User Group – Japan)」のユーザコミュニティを立ち上げ、東京、大阪、福岡の主要都市のほか、地方で勉強会を開催し、年に1回「JAWS Summit」という総会を開催しています。これらの取り組みをツイッターのハッシュタ" #jawsugでユーザ会の取り組みに関する情報を拡散させています。
コミュニティは各地で広がりを見せ、2009年は東京のみだったのが、2010年には名古屋、大阪、福岡、札幌、2011年には女子会が立ち上がり、金沢、仙台、京都など12地域で立ち上がり、その後も広がりを見せています。
コミュニティの形成には、コアメンバーの選定が重要なポイントになります。Amazonでは、最初の二ヶ月は、AWSの著者や、Web開発コミュニティやJavaコミュニティ、インフラエンジニア勉強会、AWS利用顧客に候補者のリクルーティング活動をし、コアメンバーを核としてコミュニティの立ち上げを行っています。
コアメンバー選定には、
・コミュニティ活動に理解がある
・技術がわかる&人的コミュニケーションができる(スーツとギークの要素)
・新しい技術に対して貪欲
・コミュニティ以外でも、確立されたポジションを持つ
にポイントを置いています。コミュニティのドライブにはこいったコアメンバーの力が必要になります。
また、コミュニティ継続・拡大のためには、
・やっている事の可視化(ツイッター、USTREAM、ブログ..)
・コアメンバーのモチベート
・コアメンバーの”緩やかな新陳代謝”
・ビジネスの匂い
・ハイコンテキスト化
・心理的な参入障壁は常に低く
・リアルキャッシュでの支援に頼らない
の点に配慮し、その結果、継続的な勉強会開催を実現させています。
コミュニティは、やはり難しいという印象を与えてしまうため、参入障壁を下げ、ユーザ層の拡大にも工夫をされています。
・”常連お断り”の初心者向け勉強会
・”男性お断り”のクラウド女子会
・初心者向けのハンズオン
・特定テーマの選定:「HPCナイト」「クラウドDBナイト」・・
・USTREAMのアーカイブや、Togetter等のまとめサイト活用
特に、AWS女子会の開催は、画期的な取り組みで、ユーザ層の拡大に大きく寄与しているといえるでしょう。
今後もAWSのコミュニティの取り組みは、クラウド・エコシステムを牽引する他事業者にとっても、とても参考になる取り組みと考えています。
クラウドの情報発信源はコミュニティへ
「クラウドの情報発信源はコミュニティへ」のブログでもご紹介をさせていただきましたが、AWSの取り組みだけでなく、クラウドでは様々なコミュニティの取り組みがあります。
Publickeyの新野さんの記事「デブサミ10周年に寄せて。IT情報の発信源はベンダからコミュニティに移ろうとしている」には、
ひとことで言えば、ITの重要な情報発信源が、この10年でベンダからコミュニティへと大きく移動しているのです。(中略)
現在、ITの先端的なもの、重要な技術がコミュニティ、ユーザー会、勉強会などでたくさん語られています。
例えば、クラウドのどこがすごいか? どんな技術が登場しているのかを知るのなら、毎週のように開かれているコミュニティの勉強会、例えば「オープンクラウドキャンパス」、Amazonクラウドのユーザー会「JAWS-UG」やWindows Azureユーザー会の「Jaz」やさまざまなクラウドのユーザー会があり、あるいは早稲田大学大学院の丸山先生による通称「丸レク」や、デロイトトーマツコンサルティングの八子さんによる通称「八子クラウド」など、コミュニティの中にはベンダの発表会よりもずっと詳しく正確で先端でリアリティのある話があふれています。
私は、これまで「JAWS-UG」だけでなく、様々なクラウド関連のコミュニティに参加をしてきました。「オープンクラウドキャンパス」「CloudStackユーザ会」「RightScaleユーザ会」「クラウドごった煮」などです。コミュニティ・勉強会の事務局としていくつかのお手伝いをさせていただいています。
コミュニティは、技術的な知識を得るだけでなく、人脈形成にも役立ちます。クラウドのエコシステムはこれらのコミュニティがきっかけとなっていることも少なくありません。
ベンダならコミュニティとの良好な関係はこれからますます重要でしょうし、エンジニアを抱える企業ならコミュニティに積極的に参加するような優秀な社員をこそ採用するべきでしょう。
といったように、IT業界の情報発信の流れが大きくコミュニティにシフトしてきていることが、指摘されています。
代表的なクラウド関連のコミュニティをご紹介しましょう。
・Windows Azureユーザー会「Jaz」
・オープンクラウドキャンパス
・日本CloudStackユーザ会
・日本Eucalyptusユーザ会
・日本OpenStackユーザ会
・日本OpenQRMユーザ会
・日本Cloud Foundryグループ
・クラウドストレージ研究会
・クラウドネットワーク研究会
・プライベートクラウド研究会
・クラウドフェデレーション/クラウド運用管理研究会
・八子クラウドコミュニティ
私自身も事務局の一人として、オープンクラウドキャンパスなどのお手伝いをさせていただき、IaaSやPaaSなどが一同に介する勉強会を開催してきました。クラウドの関係者と多くのつながりを持つことができ、ビジネスの機会にもつなげてきています。
エバンジェリストの存在感
クラウドで成長し、成功している企業の多くは、コミュニティとの良好な関係を構築しています。さらに、エバンジェリストの存在が、コミュニティにおいての重要な役割を担っています。
主なエバンジェリストは、
マイクロソフトでは、西脇資哲氏、砂金 信一郎
アマゾン データサービスジャパンでは、 玉川憲氏、堀内 康弘氏
日本IBMでは、米持 幸寿氏
などがいらっしゃいます。
西脇氏は「エバンジェリスト養成講座 究極のプレゼンハック100」というエバンジェリストになるための書籍も出版されています。
また、日本IBMでは、「ソフトウェア・エバンジェリスト」や「システムズ & テクノロジー・エバンジェリスト」といったように、社員の見える化をされているのも大きな特徴といえるでしょう。
一方、多くの日系のIT企業においては、存在感のあるエバンジェリストをあまり目にすることがありません。クラウド・エコシステムを形成し、クラウドビジネスにおける存在感を高めていくためには、日本企業においてもエバンジェリストを養成するなど、社員の見える化をし、それらを評価し、サポートしていく仕組みづくりが必要とされているのかもしれません。
新野さんが指摘されるように、コミュニティに積極的に参加する優秀な社員をの採用や育成、エバンジェリストの露出、そして、コミュニティから生まれるクラウドエコシステムの形成が、クラウドビジネスの今後を占う上でも重要な営みになっていくと考えています。コミュニティの存在は、クラウド・エコシステムを形成していく上で、益々重要な役割を担っていくことでしょう。
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※担当キュレーター「わんとぴ」
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実現すれば、一般家庭も電力購入の選択肢が増え、料金の引き下げにつながる :時事ドットコム:電力小売り、全面自由化=発送電分離で全国組織-経産省委 http://r.sm3.jp/4uyL
5月19日
スマートメータ用無線国際標準規格IEEE 802.15.4g が正式発効 | ニュース | 環境ビジネスオンライン http://r.sm3.jp/4ukC
5月19日
早い段階での事業化を目指す。 :EICネット[国内環境ニュース - 三菱電機、業界初の太陽光発電とEVを連携させたHEMSでの電力最適制御実証を開始] http://r.sm3.jp/4ukz
5月18日
スマートグリッドにおける相互運用性 :基本技術と基本予備軍を議論 - 米国スマートグリッド事情:ITpro http://r.sm3.jp/4tQb
5月17日
情報通信研究機構(NICT)が正式発効したことを発表 :スマートメータ用無線の国際標準規格「IEEE 802.15.4g」 が正式に発効 | エンタープライズ | マイナビニュース http://r.sm3.jp/4tuH
5月17日
スマート社会作りの鍵は電力改革にあり :元グーグル社長 村上憲郎氏ら:スマート社会の基盤作り、世界を相手に新しい社会やビジネスを創造する 新規ビジネスを創出し、イノベーションを起こす:ソフトバンク ビジネス+IT http://r.sm3.jp/4tuE
5月16日
再生可能エネルギー特別措置法の施行に向けた主要論点についてパブリックコメントを募集します(METI/経済産業省) http://r.sm3.jp/4tr5
5月16日
スマホ5機種はすべてAndroid 4.0:世界初のFeliCa&NFC対応スマホや国内初のクアッドコアスマホなど――KDDIがau夏モデルを発表 - ITmedia +D モバイル http://r.sm3.jp/4t4m
5月14日
「The Smart Grid Market 2012-2022 (スマートグリッド市場:2012-2022年)」の販売を開始 :スマートグリッド市場は,2012年に339億1,000万米ドルの規模へ:gihyo.jp http://r.sm3.jp/4sCS
5月13日
米国立標準技術研究所(NIST)が作成している概念的なモデルを基にして、要素ごとに解説 :電力を搬送する - 米国スマートグリッド事情:ITpro http://r.sm3.jp/4s4v
5月10日
実際の設備で列車が停止する時に発生する回生電力を有効利用 :JR東日本、鉄道電力システムへのスマートグリッド技術適用に向け基礎試験に着手:エコ技術・エコ製品:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ- http://r.sm3.jp/4rcd
5月9日
日本型スマートグリッドの実現は、東日本大震災で原発事故を体験した日本の底力の見せどころ :「日本型スマートグリッド」を国際的なブランドに~「スマートグリッド」の今後(5):|NetIB-NEWS|ネットアイビーニュース http://r.sm3.jp/4qH6
5月9日
「Digital Life」というホームセキュリティ/ホームオートメーション関連の新サービスを発表 :AT&T、スマートホーム分野に参入 - 今年夏にトライアル実施 - WirelessWire News http://r.sm3.jp/4qH3
5月9日
海外におけるNEDOのスマートコミュニティ事業の中で実証運転に入る最初のケース :NEDO:米ニューメキシコ州でスマートグリッド実証を開始 http://r.sm3.jp/4qGY
5月9日
電力の見える化システムの基本的かつ効果的な利用法を解説 :エネルギー管理:電力見える化システムのよく効く使い方 前編 「節電の基本戦略を練る」 (1/2) - スマートジャパン http://r.sm3.jp/4qGF
5月8日
5月17日に「IT農業フォーラム-ITで創る、新 たな高収益アグリビジネス-」と題するフォーラムを開催 :経産省・農水省、IT×農業推進のためのフォーラムを開催 | 環境ビジネス http://r.sm3.jp/4q5R
5月7日
米IBMが、震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市を支援 :スマートシティ、宮城県石巻市で誕生へ | BCN Bizline http://r.sm3.jp/4pKZ
4月28日
日本版スマートメーターの920MHz帯にフォーカスした通信仕様の策定や認証、相互接続性の確保に取り組む :「スマートメーター通信仕様策定は第4四半期に」、Wi-SUN Allianceが説明 - ニュース:ITpro http://r.sm3.jp/4lQY
4月27日
二国間オフセット・クレジット制度の早期構築を図ることを目的に :平成24年度「地球温暖化対策技術普及等推進事業」(1次公募)における採択案件を決定しました(METI/経済産業省) http://r.sm3.jp/4li4
4月25日
世界全体でスマートグリッドの通信と配電自動化の効率的な展開を目的 :IEEE スマートグリッドの通信および配電自動化をサポートする新たな標準化と標準開発プロジェクトを発表 アットプレス http://r.sm3.jp/4kGn
4月25日
エネルギの最適な制御によって家庭からのCO2排出量50%削減、住宅の断熱化や家電製品の省エネ化によって最大80%のCO2削減を :ホンダ、スマートホームシステムを導入した実証実験ハウスを公開 Tech-On! http://r.sm3.jp/4kbC
4月25日
世界のスマートグリッド市場 (第2版)」の販売 :マイクログリッドが、スマートグリッドの発展の鍵 | 株式会社グローバルインフォメーション | http://News2u.net http://r.sm3.jp/4kbA
4月24日
「東電スマートメーター仕様問題」は、こう した一連の電力システム改革の中に位置づけきれていない :電力システムを「もう1つのガラパゴス」にしてはならない :日本経済新聞 http://r.sm3.jp/4jFt
4月24日
蓄電・発電機器とHEMS(家庭向けエネルギー管理システム)を備えた新築住宅のニーズが高まってきた :スマートホーム:スマートハウスの発売が相次ぐ、節電・蓄電・発電の機能を標準装備 - スマートジャパン http://r.sm3.jp/4jxn
4月24日
利用者認証や充電サービス管理、充電サービス利用料の課金、決済、ユーザーサポートサービスが可能に :日本ユニシス、新東名高速道路の急速充電システムにスマートオアシス提供 | ライフ | マイナビニュース http://r.sm3.jp/4jxl
4月24日
1.電力自由化に逆行する、2.電力網と情報通信網の融合に配慮していない、「ガラパゴス化」の懸念等 :東京電力発注のスマートメーター通信機能基本仕様に対する意見書 : Global Energy Policy Research http://r.sm3.jp/4jxe
4月22日
2012年末までに13億米ドルの規模となり、2017年までには29億米ドルに成長する見通し :世界のスマートグリッドIT市場は、2017年までに86億米ドルの規模へ http://News2u.net http://r.sm3.jp/4iQC
4月22日
スマートグリッドとエコポイントを活用した経済政策は、危惧されている赤字状況を回避できる有力な手段 :スマートグリッドの経済学――スマートグリッドにより経常収支赤字化を回避せよ | 東洋経済オンライン http://r.sm3.jp/4iQz
4月22日
会津大や地元のITベンチャーなどとシステムや機器を開発。来春までに稼働させ、大規模なエネルギー制御システムの整備に備える :福島県会津若松市、スマートグリッドを100戸に導入 :日本経済新聞 http://r.sm3.jp/4iQw
4月21日
ICTを活用した提案で支援するとともに、スマートグリッド(次世代送電網)実験事業にも参加 :富士通、薩摩川内市の次世代エネルギーを導入したまちづくりビジョン策定に参画:環境ビジネス:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ- http://r.sm3.jp/4iCw
4月21日
発電性能や耐久性を確認するとともに、システムのライフサイクル評価を実施。最終的には100kWクラスの発電の実用化を目指す :製鉄所の排熱を利用して発電…コマツなど、実証試験開始 | レスポンス (ビジネス、企業動向のニュース) http://r.sm3.jp/4izE
4月17日
生可能エネルギーや夜間電力を蓄電池にため、工場やオフィスの電力需要がピークになる時間帯に供給して平準化 :三菱商事・三菱電機など、EV搭載の蓄電池を使ったスマートグリッド実証実験開始:エコ技術・エコ製品:ECO JAPAN http://r.sm3.jp/4heQ
4月17日
9月末までにマスタープランを策定 :スマートコミュニティ導入促進事業におけるマスタープラン策定地域が採択されました~東北地方8地域においてスマートコミュニティ構築のマスタープラン策定を開始~(METI/経済産業省) http://r.sm3.jp/4heJ
4月17日
「会津若松地域スマートコミュニティ導入事業プロジェクト」により、再生可能エネルギーを利用したまちづくりを目指す :会津若松市と富士通、東北電力、スマートコミュニティの事業計画策定に着手 - ITmedia エンタープライズ http://r.sm3.jp/4hep
4月17日
地域で自律するエネルギーインフラや農業とITの融合の取り組みから見えてきたコミュニティの再生モデル。 :震災復興から立ち上がるスマートコミュニティ (1/4) | Telescope Magazine http://r.sm3.jp/4h0w
4月17日
17日に「エネルギービジネス戦略研究会」の初会合を開き、具体策の検討に着手 :経産省:新エネ産業強化へ支援 情報通信や自動車、異業種参入も- 毎日jp(毎日新聞) http://r.sm3.jp/4gTC
4月17日
最大誤差が3%以内で最大24カ所の電流や電圧などを計測できる「スマートコントローラ」を内蔵 :NECが「スマート分電盤」を発売、セブン-イレブンと共同開発 - ITmedia エンタープライズ http://r.sm3.jp/4gPJ
4月14日
蓄電池はスマートグリッドを構成するために欠かせないデバイス :スマートグリッド拡大で蓄電池産業が開花する 「電力サービス市場」の誕生がトリガーに|次世代に引き継ぐ大震災の教訓|ダイヤモンド・オンライン http://r.sm3.jp/4g0s
4月13日
スマートグリッドを構成する4要素 :スマートグリッド拡大で蓄電池産業が開花する 「電力サービス市場」の誕生がトリガーに|次世代に引き継ぐ大震災の教訓|ダイヤモンド・オンライン http://r.sm3.jp/4fyr
4月13日
太陽電池・燃料電池・蓄電池、HEMS搭載住宅 :朝日新聞デジタル:3電池搭載のスマートタウンを全国展開 - 住宅新報社ニュース - 住まい http://r.sm3.jp/4fyo
4月13日
赤外線通信ポートを使ってスマートメーターのソフトウェアを書き換え、電気料金の設定を変更するという手口など :スマートメーターはハッキングが容易? 米国では大規模盗電事件が発生 | スラッシュドット・ジャパン ハードウェア http://r.sm3.jp/4fym
4月13日
工場施設の電力需要平準化を行うスマートグリッド実証実験装置「M-tech Labo」を完成させ稼動を開始 :三菱自動車など、工場施設でスマートグリッド実証実験を開始 | レスポンス (エコカー、EVのニュース) http://r.sm3.jp/4fyi
4月11日
送電網で中国優位 :2000人対1人の戦い 国際規格 自ら取りに動く :日本経済新聞 http://r.sm3.jp/4eXd
4月10日
新しい国の電力シ ステム改革の重要な方針の一つであるDSM(デマ ンド・サイド・マネジメント) :動き始めた「需要サイド」からの電力改革、節電促す新システムに期待 :日本経済新聞 http://r.sm3.jp/4ebN
4月9日
関西イノベーション国際戦略総合特区における中核事業に位置付け :大阪市市政 「咲洲地区スマートコミュニティ実証事業計画」を策定しました http://r.sm3.jp/4dSy
4月9日
遠隔地からのワイアレス・スマートグリッドデバイスと家電製品との通信を向上する相互接続規格の認証および推進をサポートするため :◎Wi-SUNアライアンスの創立を発表 スマートメーターの世界規格設定を目指す http://r.sm3.jp/4dKT
4月6日
エナリス、日本IBM、NTTデータ、富士通、日立など :エネルギー利用情報管理運営者が採択されました~第一次採択分として21事業者をBEMSアグリゲータとして登録~(METI/経済産業省) http://r.sm3.jp/4cQZ
4月4日
太陽熱、地下水、風力発電などを組み合わせてエリア内の各施設に電気や熱を供給 :電力供給サービス:東京ガスが「スマートエネルギーセンター」構築へ、2014年4月からサービス開始 - スマートジャパン http://r.sm3.jp/4bYe
4月3日
期待される機能を持ち合わせていない :「時代遅れ」の東電スマートメーター仕様、新たな電力システム構築に壁 :日本経済新聞 http://r.sm3.jp/4bxN
4月3日
期待される機能を持ち合わせていない。 :ビッグデータ活用は人材で決まる:日経ビジネスオンライン http://r.sm3.jp/4bxL
4月2日
発電や送電設備の一元的な管理は「F-グリッドセンター」が担う。 :河北新報 東北のニュース/トヨタ、次世代送電網 宮城・大衡で導入 基本構想固まる http://r.sm3.jp/4b9t
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※担当キュレーター「わんとぴ」
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5月19日
日本でも「Go Azure」イベント開催 :Windows Azureに関する「非常に重要なイベント」が米国で6月8日開催 - Publickey http://r.sm3.jp/4ukR
5月19日
IPv6環境での運用やPBBに対応 :OpenFlow 1.3がOpen Network Foundationの理事会で承認。IPv6、PBB対応など - Publickey http://r.sm3.jp/4ukP
5月19日
グラフィクス処理能力をクラウドから提供するために連携強化 :Nvidia と Citrix がチームを組んでドライブする、クラウド・グラフィック・パワーとは? « Agile Cat — in the cloud http://r.sm3.jp/4ukN
5月19日
Software Defined Data Centers は :VMware が考える、ソフトウェア定義によるデータセンターとは? « Agile Cat — in the cloud http://r.sm3.jp/4ukL
5月19日
Open Compute 構想が具体性を帯び、また、支持を集めている :Open Compute が創りだす、新世代 Web のためのビジネス・モデルとは? « Agile Cat — in the cloud http://r.sm3.jp/4ukJ
5月19日
物理環境とパブリック/プライベート/マネージドの各クラウドを含めて、その企業にとって最適なIT基盤の将来像を提案 :日本HP、最適なクラウド活用を提言するアセスメントサービス - クラウド Watch http://r.sm3.jp/4ukv
約60%を自社発電施設から供給し、残り約40%は地域の電力会社から購入 :Apple、100%再生可能エネルギーでデータセンター稼働へ - ニュース:ITpro http://r.sm3.jp/4uk6
SAP環境をAWS上へ移行可能 :アマゾン ウェブ サービスとSAPがAWSクラウド上の認定をSAP Business All-in-Oneソリューション向けに拡大 - クラウド Watch http://r.sm3.jp/4uk0
5月19日
EC2に対抗するクラウド :グーグルとマイクロソフト、新クラウドサービスをそれぞれ開発中か - CNET Japan http://r.sm3.jp/4ujZ
5月18日
マーケティング的視点で見る コミュニティ育成 アマゾン データサービス ジャパン 小島 英揮氏 資料 http://r.sm3.jp/4tWL
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5月18日
パブリック/プライベートクラウドリソース拡張のようなもの :AWSとEucalyptusの提携が意味するパブリック/プライベートの統合 - TechTargetジャパン クラウド&SaaS http://r.sm3.jp/4tWo
5月18日
最新のアプリケーションを構築/展開/実行するための中核的アプリケーションプラットフォーム :ヴイエムウェア、クラウドアプリケーションの開発/実行環境を発表 | エンタープライズ | マイナビニュース http://r.sm3.jp/4tTR
5月18日
クラウドのパフォーマンスリスクと機会など :仮想化がはらむ新たなリスク(1/2) - @IT http://r.sm3.jp/4tTN
5月18日
新設計のユーザーインターフェイス。特にネットワークオファリングは大きく強化 :CloudStack 3.0の新機能(1/1) http://r.sm3.jp/4tTK
5月18日
「被災地域情報化推進事業」の交付事業 :自治体クラウドに新潮流、復興対策が後押し - 記者の眼:ITpro http://r.sm3.jp/4tQ8
5月17日
定員120名中、残り4名 :5月21日 第1回オープンクラウド実証実験タスクフォースセミナー(東京都) http://r.sm3.jp/4tCr
5月16日
情報の安全を守るための災害対策のベストプラクティスを提案 :災害対策計画に仮想化やクラウドの活用を――Symantecが提言 - ITmedia エンタープライズ http://r.sm3.jp/4tqY
5月16日
CBA(クラウド・ビジネス・アライアンス)によるクラウドやマーケティング関連の情報を5月から毎月発行 :"CNJ-Monthly"創刊号発行のお知らせ | CBA http://r.sm3.jp/4tbn
5月16日
すべての機器をクラウド対応にする”という構想 :OS、CPU搭載……だと!?:あらゆる機器を“クラウド対応”に――フリービット、SDカード型の超小型コンピューター「Cloud@SD」を発表 - ITmedttp://r.sm3.jp/4
5月16日
『School Engine(スクール・エンジン)』のセキュリティ機能を大幅に向上 NTTコミュニケーションズのクラウド型仮想サーバー「教育機関向けクラウドサービス」にて提供を開始| http://r.sm3.jp/4t4E
5月16日
セキュアな環境でKVHのクラウドサービスを利用できる :KVH、クラウドサービスと顧客の環境を接続する専用線サービス「IaaS Direct Connection」 - クラウド Watch http://r.sm3.jp/4t4C
5月16日
日本国内でのサービス開始は8月初旬からを予定 :日本IBM、マネージドIaaS「SmarterCloud Enterprise+」を発表|クラウド・コンピューティング|トピックス|Computerworld http://r.sm3.jp/4t4A
5月16日
Dropboxを含む消費者向けサービスは企業レベルの要件を満たしていない :クラウドストレージは危険、6割以上がリスクを認識 - 世界のセキュリティ・ラボから:ITpro http://r.sm3.jp/4t4s
5月16日
約3カ月でデータセンターを構築。10月から提供を開始 :富士通、コンテナ型データセンターを発売 - ITmedia エンタープライズ http://r.sm3.jp/4t4q
5月16日
Apache CloudStackも、サービスプロバイダー市場で受け入れられ、シェアを獲得 :Citrix Synergy 2012 レポート:インフラよりも上位レイヤに注力する――Citrixの製品戦略 - ITmedia http://r.sm3.jp/4t4n
5月16日
ハイパーバイザーの選択とソフトウェアライセンシングやコンテンツの配信方法など :エンドユーザーに嫌われないプライベートクラウド導入 - TechTargetジャパン クラウド&SaaS http://r.sm3.jp/4t4k
5月16日
第5回 クラウド宣言したサイボウズ、グループウエアの覇権は盤石か - ノーク伊嶋のITベンダーウオッチ:ITpro Active http://r.sm3.jp/4t49
5月15日
CloudStack、OpenStack、オープンソース・プラットフォームは市場を支配できるか :OSSプラットフォームへの対応が進むクラウド市場|クラウド・コンピューティング|トピックス|Computerworld http://r.sm3.jp/4sOf
5月15日
ElasticBoxはアプリケーションの配置の最適化を図る :IaaSの側面サービス: サーバのセットアップ〜構成管理をいっさい不要にするElasticBox http://r.sm3.jp/4sOd
5月15日
AWSのデータベースサービスに特化したイベント :6月5日 エンタープライズのAWS データベースサービス戦略(東京都) http://r.sm3.jp/4sNr
5月15日
ビッグデータ解析におけるHadoop、ソーシャルアプリにおけるDBといったキーワードを深耕し最新トレンドを探る :「ビッグデータ」「ソーシャルアプリ」キーワードから紐解くこれからのコンピューティング TechTargetジャパン http://r.sm3.jp/4sJT
5月15日
5月29日開催 :第1回 DCな人の夕べ : ATND http://r.sm3.jp/4sGR
5月15日
クラウド・エコシステム(2)登場の背景:『ビジネス2.0』の視点:ITmedia オルタナティブ・ブログ http://r.sm3.jp/4sGO
5月15日
企業など特定の組織のためだけに管理・運用されるクラウド・システム :プライベート・クラウド(Private Cloud) - @IT http://r.sm3.jp/4sGI
5月15日
住民情報・税務・国保/年金などの業務システムと四国情管の健康管理などのパッケージソフトを組み合わせて提供 :高知県の5市町が基幹業務システムをクラウド化 - ITmedia エンタープライズ http://r.sm3.jp/4sGG
5月15日
日本法人の初代社長となったジュセッペ 小林氏に、抱負や今後の戦略を聞いた :Hadoopユーザーを直接支援する、ただし活用方法の情報提供は“道案内”までだ - インタビュー:ITpro http://r.sm3.jp/4sGA
5月14日
「ニフティクラウドC4SA」というPaaSを5月下旬にベータ版として提供 :ニフティクラウドが活用方法を展示、個人向けPaaSやマルチリージョン対応なども明らかに:ITpro http://r.sm3.jp/4sCP
5月14日
2010年6月以降に増強したエンタープライズ向けの機能を整理 :AWSが2010~2012年に増強したエンタープライズ向け機能を一挙紹介 - TechTargetジャパン 仮想化 http://r.sm3.jp/4sCN
5月14日
6 Signs of a Maturing Cloud-Computing Industry | Cloudline | http://Wired.com http://r.sm3.jp/4swE
5月14日
CloudStackなどマルチサイトに分散や単一イメージでアクセスできるクラウド環境 :Citrix Synergy 2012 レポート:Citrixが新たに仕掛けるコラボレーションとクラウドプロジェクトの狙い ITmedia http://r.sm3.jp/4sjY
5月14日
定員120名に対して残り20名 :5月21日 第1回オープンクラウド実証実験タスクフォースセミナー(東京都) http://r.sm3.jp/4sjX
5月14日
クラウド・エコシステム(1)クラウド・エコシステムとは何か?:『ビジネス2.0』の視点:ITmedia オルタナティブ・ブログ http://r.sm3.jp/4sit
5月14日
発表時からオープンソースとして公開することを約束しており、今回それが実行 :Red HatのPaaS基盤「OpenShift」、ソースコードを「OpenShift Origin」として公開 - Publickey http://r.sm3.jp/4sir
5月14日
今回は運用管理系システムを取り上げる :第6回:運用管理系システム自体の管理負担増がクラウド活用を促進 - ノーク岩上の調査データに見る賢いIT選...:ITpro Active http://r.sm3.jp/4sii
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※担当キュレーター「わんとぴ」
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サムエル・スマイルスという人の言葉で、ニューヨークヤンキースの松井秀喜選手も座右の銘にしている言葉があります。
「思いの種を蒔いて、行動を刈り取り、行動の種を蒔いて習慣を刈り取る。習慣の種を蒔いて、人格を刈り取り、人格の種を蒔いて人生を刈り取る。」
松井選手は、プロ野球選手として、大リーグへの挑戦など、思いの種を蒔き、実践し、成果を出してきています。今年は、マイナーリーグからのスタートとなっていますが、メジャーへの思いの種が気持ちを後押ししていると思われます。
ビジネスパーソンの多くも、サムエル・スマイルス氏の言葉のように、思いの種を蒔き、人生の種を蒔いて、人生を刈り取ることができことが一つの理想の姿といえるでしょう。
一方、思いの種を蒔き、刈り取るのは必ずしも自分自身だけがすることではないと考えています。自分自身が実践できないが、世の中にとって貢献度の高いことを、思いの種として蒔き、他人に引き継ぎ、刈り取っていただくという営みも重要であると考えています。
ソーシャルメディアは、このような思いの種を蒔きとり、様々な人が刈り取ってくれる多くの機会があると考えています。自分自身では実現できなかったことを、多くの人の力により実現する、こういった社会全体で思いの種を蒔き、刈り取ることができるようになれば、もっと前向きな社会となっていくのかもしれません。
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第一回ではクラウド・エコシステムの概要、第二回では登場の背景、そして第三回では注目される6つの理由を解説してきました。今回は、SIビジネスの今後について整理をしてみたいと思います。
IT業界においては、SI(System Integration)による個別に企業向けのシステムを合意した仕様要件に基づき、システムを受託開発し構築することで大型案件を受注し収益を獲得しています。
収益の構造は、システムの受託開発や構築、運用保守費用など、工数を対価として収益を得るビジネスとなっています。ユーザ企業から受託を受けた元請けベンダは、下請けベンダや孫請けベンダに発注する受託開発型の多重下請け構造が一般的です。
クラウド登場によるSIビジネスの構造変化
クラウドによるサービス型ビジネスの登場により、製造型のSIビジネスは大きな転換期を迎えています。
IT業界における競争の主戦場は、外部の関係事業者との連携によるクラウド・エコシステムを構築し、クラウド・エコシステムの環境下でユーザに多様なサービスで利便性の高いサービスを提供することで、収益機会を得るという流れにシフトしつつあります。さらに、企業間ではなく、エコシステム内やエコシステム間の競争で優位に立つことが重要になっています。
クラウドによる収益構造は、開発や構築時に多くの収益を上げるのではなく、サービスの価値の対価として、定額課金や利用分に応じた従量課金といったように、長期継続的な収益を確保するモデルへとシフトしようとしています。
その結果、ユーザが必要なときに必要な分だけリソースやサービスを調達し、カスタマイズは極力せず、現場業務を変更しつつ、エコシステムにつながるサービスを適宜組み合わせることで、ユーザドリブン(主導)の柔軟かつ自動化されたコストパフォーマンスの高いサービス環境を構築することが可能となります。
そして、クラウドの活用で運用保守から開放されることで、自社のコアコンピタンス(コアとなる業務)へのシフトが可能となり、サービスを組織の最適化や業務効率化など、クラウドを活用した経営改革の色合い濃くなるでしょう。
SIビジネスのポジショニングと収益機会
成長するクラウド市場と、縮小傾向にあるSIビジネスの中において、SI事業者は、既存のSIビジネスの収益機会を確保しつつ、クラウドビジネス、特に、クラウド・エコシステムの環境下での自社における事業ドメインの再構築が求められています。
クラウド・エコシステムの中において、想定される事業ドメインをあげてみましょう。
■クラウドサービス事業者
IaaSやPaaSのリソースを提供するクラウド事業者が、クラウド・エコシステムの中心的な存在になります。クラウドサービスの提供にあたっては、自社による規模の経済を生かした大規模な投資が必要となり、サービスを展開できる事業者は限られています。IaaSレイヤにおいては、コモディティ化が進んでおり、今後はPaaSの市場が大きく拡大することが予想され、PaaS事業に参入する事業者の増加が予想されます。
■サービスパートナー(SaaS事業者)
IaaSなどのクラウドサービスにおいての多くはAPIを提供しています。関係事業者であるクラウドパートナーがAPIと連携することで様々なサービスをユーザに提供することができます。
■クラウドアダプター
クラウドサービス事業者が提供するサービスだけでは、必ずしもユーザニーズに合致しない場合があります。そのため、ユーザニーズや課題に対処するための認証やセキュリティ、運用保守や請求などサービスを補完するサービスのニーズも高まってくるでしょう。
■クラウドブローカー(クラウドインテグレーター)
ユーザの要求に応じて異なるクラウドサービスやソリューションを組み合わせ、導入サポートを支援するクラウドブローカー(クラウドインテグレータ)の存在が注目されています。SI事業者の多くは、このクラウドブローカーやクラウドサービスのインテグレーションビジネスに収益機会を獲得しようとしています。
クラウド・エコシステムとこれからのSIビジネス
クラウドの普及が浸透しつつある中で、自社の事業ドメインを再構築しつつ、これまでのSIビジネスの実績の強みをいかしたビジネスを展開していくことが重要となります。クラウド関連案件は、SI案件と比べると単価も安く、できるだけ手離れがよく多くの案件に対応するスキーム作りが重要となります。そのためには、パートナー経由での販路拡大も重要なポイントになります。また、営業担当者の場合は、クラウドサービス受注時の成果指標も整理する必要があるでしょう。
クラウドビジネスに対応した社員のスキルセットも検討していく必要があります。社員の提案にあたっては、自社のみのサービスだけでなく、競合会社やエコシステムのサービスなど、複数のサービスを目利きし、組み合わせ適切ユーザにサービスを届けるスキルが重要となります。
また、ビジネスの主戦場はPaaSにもあるように、IaaSレイヤなどはコモディティ化することで、より上位レイヤや上流工程にシフトしていくと予想され、上位レイヤに対応したサービスの投入などが必要となるでしょう。
SIビジネスは、SIのみで事業を拡大させていくことは厳しい状況となっています。クラウドの普及をSIビジネスにおいても大きなビジネスチャンスをとらえ、クラウドブローカー(クラウドインテグレーター)といったように、事業のドメインを確立することが重要です。先手先手で事業を展開し、クラウド・エコシステムにおけるシェア確保と、自社の強みを発揮しプレセンスを確立させ、持続的な収益モデルを確立していくことが、益々重要になってきているといえるのかもしれません。
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第一回ではクラウド・エコシステムの概要、そして第二回では登場の背景について、解説をしました。
今回は、クラウド・エコシステムが注目されている理由について6つの視点で整理してみたいと思います。
クラウドコンピューティングによる急速な技術革新
クラウドコンピューティングの急速な技術革新により、規模の経済による大幅コスト削減と、高性能でかつ柔軟性の高いサービスの利用が可能となり、複数の事業者が効率的かつスピーディーに連携可能な環境が生まれています。
顧客ニーズの多様化
グローバル規模での競争環境が加速化していく中で、顧客ニーズもグローバルに多様化しています。そのため、グローバル規模で事業者同士が互いに連携することで、Win-Winの関係を築き、顧客ニーズに対応していくことが重要となっています。 クラウド・エコシステムの形成は、クラウドサービス上に様々な事業者がサービスを提供することにより、より多様な顧客ニーズに対応していくことができるでしょう。
投資リスクの軽減
クラウドコンピューティングは、ユーザ側にとっては保有から利用へとシフトするため、保有リスクがなくなります。一方、クラウドサービスを提供する事業者側はサービスをユーザに提供するための投資リスクを伴います。そのため、様々なパートナーと組むことで付加価値を高めるととともに、レベニューシェアなど投資リスクを分散させることも重要となります。
クラウドのオープンスタンダード化の潮流
クラウドサービスの多くはAPIを公開し、事業者がAPIと連携させることで様々な独自サービスを提供することが可能となり、クラウド・エコシステムの拡大につながります。
そして、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア等の利用など、クラウド環境のオープンスタンダード化、つまり、オープンクラウドの潮流が加速しています。
IaaSレイヤではOpenStackやCloudStack、PaaSレイヤではCloud FoundryやOpenShiftなどのオープンソースのクラウド基盤ソフトウエアを採用する事業者が増加傾向にあり、オープンクラウド化が進み、ユーザ側の利便性も高まるでしょう。
デジタルコンバージェンスの進展
クラウドの進展により、スマートフォンやタブレットなど様々なデバイスからサービスにアクセスできるようになり、音楽や映像コンテンツ、コンピュータ、家電、ソフトウェアなどの垣根がなくなり、再び新しい産業へとコンバージェンス(収斂)する流れが生まれています。
電話、放送、通信、出版といった出口の形状で分類されていた産業が、創造的破壊により、新しいメディアに収斂されようとしています。このデジタルコンバージェンスは、クラウドプラットフォームに大きく依存することになり、マルチソース、マルチユース、マルチデバイスの動きをさらに加速させることになるでしょう。
ソーシャルメディアとユーザコミュニティの普及
クラウド・エコシステムの形成には、ビジネスモデルだけでなく、人とのつながりが重要になります。ソーシャルメディアを通じてクラウドを通じて相互につながる環境、いわゆるソーシャルクラウドの流れが、クラウド・エコシステムの流れを加速させているといえるでしょう。
また、クラウドサービスを提供する事業者では外資系の事業者を中心に、エバンジェリストの存在があります。エバンジェリストは自社のクラウドサービスの伝道師であり、ユーザコミュニティにもプレゼンスを発揮しています。エバンジェリストの存在感と、ユーザコミュニティの活発度が、クラウドサービスの利用者増に大きく貢献しているといえるでしょう。
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第一回では、クラウド・エコシステムの概要について紹介をしました。
今回は、クラウド・エコシステム登場の背景について、これまでの背景を振り返りながら整理をしてみたいと思います。
エコシステム登場の背景
エコシステムについては、2004年の「The Keystone Advantage: What the New Dynamics of Business Ecosystems Mean for Strategy, Innovation, and Sustainability」にて、「ビジネス・エコシステム」の重要性が指摘されています。
産業構造の急速な環境変化により、自社のみで収益を得るビジネスモデルだけでは限界が指摘されるようになりました。代わりに、自社中心ではなく、事業環境としての共生的企業環境があり、その中で自社のあり方を考える手法として、エコシステムが登場しています。競争環境は企業間の競争から、クラウドにつながるクラウド・エコシステム内の共創とクラウド・エコシステム間の競争へとシフトしてきているといえるでしょう。
例えば、Amazonにおける電子書籍のモデルは、電子書籍が読めるキンドルという位置づけだけではなく、多彩な電子書籍コンテンツを持つプラットフォームと一体となって提供されており、そこに集まるコンテンツ事業者のエコシステムにより、競争優位にたっているといえます。
また、アップルにおいては、iPhoneやiPad、Macなどの魅力的なデバイスに目がいきますが、「iTunes」や「iCloud」でアップルのデバイスがクラウド・プラットフォームにつながることにより、ユーザは様々なコンテンツを楽しめ、利便性を享受できることで、絶大な支持を集めています。
テレビにおいては、これまで日本のメーカは、薄型テレビなど単体の性能をあげることで競争力を確保し収益をあげてきました。しかし、テレビ自体がコモディティ化したことで、新興国などの人件費の安い地域で製造することが容易になり、テレビ単体そのものでは競争力を維持することが困難になりつつあります。近年は、テレビがネットワーク経由でクラウドにつながり多様なサービスやコンテンツを享受できるスマートテレビが台頭しています。その代表的な企業が韓国のサムスンです。
ビジネスモデルにおいては、ハード単体としての価値よりも、様々なデバイスがクラウドにつながりコンテンツが楽しめる価値創造が重要となっています。このクラウドプラットフォーム上に様々な事業者がつながり多用なサービスを提供することで、エコシステム全体を繁栄させることができるのです。
アマゾンやアップル、そしてサムスンに代表されるように、グローバルベースでクラウド・エコシステムを構築していくことが、事業の規模の経済の拡大と、ビジネスの堅牢性を確保していく上で、重要といえるでしょう。
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“コステロ”じゃないよ“コストロ”だよ