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ディスラプションとドミナント・デザイン

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先日、「ニッポンクラウドワーキング・グループの設立七周年 年度報告会及び特別講演会」に参加し、「ディスラプションの衝撃:ビットとアトムが創るイノベーションの新世紀」を拝聴しました。

講演の中で、特に記憶に残っところは以下のところです。

ディスラプションの過程において、初期には統合型企業が優勢だが、
ドミナント・デザインが出現し、標準化が進行すると、徐々に専門型企業が力を蓄えてくる。

日本の企業は、フルスタックやトータルソリューションなどを訴求するケースをよく目にしますが、海外のハイパースケール事業者は、統合型ではなく、自社のドミナント・デザインをしっかりと固め、ビジネスを拡大させています。

市場での競争環境に生き残りビジネスを拡大していくためには、自社のドミナント・デザインをしっかりグリップしていく必要性があると考えられます。

以下のとおり、ディスラプションの関連法則も参考にご紹介します。

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【参考】ディスラプションの関連法則

①関係者の誰もが注目する画期的な製品等が出現する(イノベーション・ショック)と、
それに追随できない企業がふるい落とされるとともに、やがてドミナント・デザインが形成される。

②ドミナント・カテゴリが形成される頃「機会の窓」が開き、ドミナント・デザインが現れると、
まもなく「機会の窓」が閉じる。

③初期多数派(アーリーマジョリティ)が採用を始めてキャズムを超えると、その前後にドミナント・デザインが現れる。

④ネットワーク外部性が働く場合、ディスラプション過程は急速に進行する。

⑤ディスラプターはコンペティター(競争相手)であると同時に、コンプレメンター(補完者)である(コオペティション経営)

➅アーキテクチャル・イノベーションはその所在が分かりにくいが、将来の企業のイノベーション戦略に大きな影響を及ぼすので、
技術動向に絶えず注意を払わなくてはならない。

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