採用&検討したクラウドサービスはAWSが1位の43%、2位がMicrosoft Azureの29%、続く事業者は? 〜データセンター調査報告書2017〜
インプレス総合研究所は2017年9月26日、新産業調査レポート『データセンター調査報告書2017』を2017年10月2日(月)より発売することをリリースしています。
ユーザー企業がデータセンターのハウジングサービスを探している期間中に、採用ないしは検討したITサービスの問いに対しては、
「Amazon Web Services」(43%)と「Microsoft Azure」(29%)が2トップで、「Google Cloud Platform」(16%)が続いています。事業者としては4位にNTTコミュニケーションズのEnterprise Cloud、5位にIBM Bluemix Infrastructure、6位にNTTコミュニケーションズのCloun(クラウド・エヌ)が続く状況となっています。(「データバックアップサービス」という回答が11%あり、実際には4位の位置付けとなっています)
出所:インプレス総合研究所 データセンター調査報告書2017
データセンター事業者における現状・意向調査では、パブリッククラウド型IaaSサービスをすでに提供している事業者は65%で2016年度調査から15ポイント増加しており、ハイブリッドクラウド型IaaSを提供している事業者は55%で同17ポイントの増加、ホステッドプライベートクラウド型IaaSを提供している事業者は65%で19ポイント増加しているように、3形態のIaaSいずれも提供率が伸びている状況となっています。
出所:インプレス総合研究所 データセンター調査報告書2017
データセンター利用企業における現状・意向調査では、クラウドサービス(IaaS、PaaS、SaaSのいずれか)の既存ユーザや利用意向のあるユーザー企業を対象に、拡大や縮小などの今後の利用見込みについて回答を求めたところ、「拡大する見込み」と答えた企業が49.2%で最も多く、「現状維持の見込み」(39.7%)が続いています。一方、「縮小する見込み」または「一部はオンプレミスに戻す見込み(クラウドサービスの利用を中止)」は合わせて9.0%にとどまっています。
出所:インプレス総合研究所 データセンター調査報告書2017