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生物データプラットフォームの構築と展開

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経済産業省は2017年7月6日、「Connected Industries」大臣懇談会を開催し、データ利活用等における協調領域の特定、ビジネスモデル転換に関する活発な議論が行われています。

議論の重な論点は、

どのような分野で、どのようなデータが協調領域と考えられるか。
データの協調領域をどのように特定・最大化していくか。
データを活用したサービス提供型のビジネスモデルへの転換をどう進めていくか。
産業界/政府がそれぞれ行うべき今後の具体的アクションは何か。

といった内容です。

本懇談会では、生物データプラットフォームの構築についての議論も行われています。

NEDO事業において、生物機能デザインのためのAI解析技術と生物データプラットフォームを構築するとしてます。生物機能情報のビッグデータ化に向け、公的機関等が保有する生物資源の機能情報(ゲノム情報など)のデータ化を進めるとともに、AI解析技術の利用に伴い、企業等が保有する生物データが協調領域としてビッグデータに取り込まれる仕組みを整備していく方針となっています。

政府では、クローズド情報とオープン情報から構成されるゲノム配列遺伝子発現情報などの「生物データプラットフォーム」を構築しています。ユーザーや産業界では、データベースとAI技術等を活用、狙った機能を発現するための遺伝子配列の解析・設計の実現や、遺伝子配列の設計・合成・機能確認を自動化するファウンドリも確立していくとしています。

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出所:経済産業省 「Connected Industries」大臣懇談会 2017.7.6

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