世界のデータセンター市場は、EquinixがEMEA、Digital Realtyが北米、NTTがAPACのリーダに
米調査会社のSynergy Research Groupは2017年6月28日、第1四半期の世界のデータセンター市場の動向を公表しました。
Equinix & Digital Realty Extend Colocation Leadership via Major M&A Deals
出所:ynergy Research Group 2017.6.28
データセンター市場では主要事業者によるM&Aが加速しています。EquinixはVerizonから29の主要なデータセンターの買収を完了し、Digital RealtyとDuPont Fabrosは合併についての意向を発表しています。EquinixとDigital Realtyはコロケーション市場のリーダーであり、世界の収益の市場シェアはそれぞれ11%と7%を占めています。主要なM&Aが有効になった場合、Equinixの市場シェアは13%、Digital Realtyは9%となります。
上位2社に続くのがNTTで6%を占めており、 KTDI / Telehouseは3%、China Telecom、CenturyLink(現Cyxtera)、CyrusOne、Global Switch、Interxionなどの2%が続いています。
データセンターの主要な市場セグメントでは、Equinix/Verizonは小売り(Retail Colocation)の17%を占め、Digital Realty/DuPont は卸売(Wholesale)の31%のシェアを占めています。
データセンターの市場では、APACの成長率が最も高い地域となっており、APACではすべての地域で着実に拡大し続けています。中国、香港、日本、オーストラリアの成長率の高い主要国はすべてAPAC地域に属しています。
主要地域では、EquinixがEMEAのリーダーで、北米で2位、APACで3位です。 Digital Realtyは北米のリーダーで、NTTはAPACのリーダーとなっています。
M&Aの動きは米国市場に集中しており、Equinixと Digital Realtyの収益は米国で大幅に増加しています。