国家戦略特区などの自動走行に関わる実証の取り組み
政府のIT総合戦略本部は2017年2月10日、データ活用基盤・課題解決分科会 の「 第2回道路交通ワーキングチーム」を開催し、ITS・自動運転を巡る最近の動向や完全自動運転実現へのシナリオと制度的課題、自動運転の公道実証に係るデータの共有等の進め方などについての検討を行っています。
日本における実証実験を巡る動向では、IT総合戦略本部自動車メーカー、サプライヤーによる独自の公道実証や、国主導プロジェクトによる公道実証実験が2017年度以降本格化していくとしています。また、各地域においても、IT・新興企業系や大学・地方自治体主導による小規模な実証実験が数多く行われています。
出所:IT総合戦略本部 第2回道路交通ワーキングチーム 2017.2
国家戦略特区における自動走行の取り組みでは、藤沢市の住居と商業施設間を送迎(レベル3)、レベル4では仙台市や仙北市にて実証を行っています。
出所:IT総合戦略本部 第2回道路交通ワーキングチーム 2017.2
トラックの隊列走行の社会実装に向けた実証では、ドライバー不足の解消や大幅なCO2排出量削減が期待される後続車無人の隊列走行について、社会実装を目指し、必要な技術開発、社会受容性や事業面の検討等を行うことを事業目的としています。
出所:IT総合戦略本部 第2回道路交通ワーキングチーム 2017.2
ラストマイル自動走行(端末交通システム)の社会実装に向けた実証では、自動走行技術を活用した新たな交通システムであるラストマイル自動走行(端末交通システム)の社会実装を目指し、必要な技術開発、社会受容性や事業面の検討等を行うことを事業目的としています。
出所:IT総合戦略本部 第2回道路交通ワーキングチーム 2017.2
中山間地域における道の駅を拠点とした自動運転サービスでは、超高齢化等が進行する中山間地域において、人流・物流を確保するため、「道の駅」を拠点とした自動運転サービスを路車連携で社会実験・実装するとしています。
出所:IT総合戦略本部 第2回道路交通ワーキングチーム 2017.2