世界のコロケーション市場2016 〜エクイニクス、デジタルリアルティ、NTTの3社が市場のリーダに
米調査会社のシナジーリサーチグループは2017年1月9日、2016年のコロケーションの市場動向を公表しました。
エクイニクス、デジタルリアルティ、NTTの上位3社のコロケーションの主要のデータセンター(コロケーション)事業者は、主要な事業者の買収は成長性を確保し、市場全体の成長率をはるかに上回っています。
出所 Synergy Research Group 20917.1.9
エクイニクスは、米国の小売りコロケーション市場で2位にランクされているVerizonから29のデータセンターを取得しているように、コロケーションの買収は引き続き市場の大きな特徴となっていくとしています。
特に、NTTは、上位3社の中で最も成長率が高く、昨年比36%となっています。エクイニクス(26%) とデジタルリアルティ(25%)を大きく上回っています。
他の上位10社の事業者はコロケーション収益を12%伸ばし、11-20社は8%の成長となっています。 3社のマーケットリーダーを除いて、成長率が平均以上で、ランキングを上げた他の企業には、QTS、CyrusOne、CoreSite、China Telecom、KDDI-Telehouseとなっています。
コロケーション市場は、APACの成長率が最も高く、成長率の高い国は中国、香港、インドとなっています。
ロケーション別では、エクイニクスがEMEAのリーダーであり、北米で2位、APACで3位。 デジタルリアルティは北米のリーダーであり、NTACはAPACのリーダーとして位置づけられています。
本調査では、上位3社にシェアが集中する流れが加速しており。規模の経済(スケール)による市場淘汰が進むと予測しており、コロケーション事業に事業を集中していない事業者や多角化している事業者が今後厳しい状況になると予測しています。