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2015年のクラウド基盤サービス市場

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2015年のクラウド市場は1,260億円、2019年はIoTの進展などにより3,500億円と予測

調査会社の矢野経済研究所は2016年8月5日、「クラウド基盤サービス(IaaS/PaaS)市場に関する調査を実施(2016年)」を公表しました。

2015年のクラウド基盤サービス市場は、前年比39.1%増の1,260億円と大きく拡大しています。

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出所:矢野経済研究所 クラウド基盤サービス(IaaS/PaaS)市場に関する調査(2016年) 2016.8

背景には、エンタープライズ分野での利用増加や複数のクラウドを使い分けるハイブリッドクラウド/マルチクラウドの拡大、情報のデジタル化進展、PaaSの利用拡大などによる、クラウド基盤サービスの活用範囲が大きく広がっていることをあげています。

また、クラウドエコシステム構築は、クラウド基盤サービス提供事業者は、パートナーになりやすい環境や、パートナー同士が連携しやすい仕組みをつくることで、クラウドエコシステムの拡大を図っている動きも顕著となっています。

2019年のクラウド基盤サービス市場は3,500億円に達すると予測しており、クラウド基盤サービス提供事業者が提供するIoTプラットフォームを中心としたPaaSを利用し、IoTビジネスに積極的に取り組む企業が出始めており、それらが後押ししていくとしています。

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