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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

教育分野のクラウド活用

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学校における教育分野でもクラウドの活用が進められています。学校においてクラウドサービスを導入した場合、教職員がサーバーの運用管理をする必要がなく、導入や運用コストも削減できます。また、クラウドサービス側で安全にデータを管理していますので、災害などの非常時においても業務の継続が可能となります。児童生徒数の変動や、夏休みなどのあまり利用がない時期など、柔軟にコンピューティングのリソース変更ができます。

教員にとっては、教育活動に応じて、クラウドサービスから最適な教育用コンテンツを選択でき、クラウドサービスでコンテンツの収集・管理を行うことで、単純な採点作業などを削ることで子どもたちと向き合う時間を増やすなどの時間の有効活用にもつながります。

児童生徒にとっては、クラウドサービスを利用する場合、校内や郊外、家庭など、場所やデバイスが変わっても、いつでもどこからでも学習できるといったメリットがあります。

保護者にとっても、学校で導入した教育コンテンツや先生の自作教材などを、クラウドサービスを通じて家庭等からも利用ができるため、家計の教育費負担の軽減にもつながるといったメリットも考えられます。

教育委員会にとっては、学校全体の導入したサービスやコンテンツの利用状況などを可視化できるため、これらの利用データを活用して、学校経営や教育行政の改善につなげることもできるでしょう。

政府では、総務省や文部科学省などが中心となり、「教育クラウドプラットフォーム」の実証事業を進めています。本プラットフォームを利用することで、動画教材やドリル教材などのさまざまな教育用コンテンツをいつでもどこからでも利用することができるようになります。

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