オルタナティブ・ブログ > 『ビジネス2.0』の視点 >

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

クラウドを構成する仮想サーバー(オプション)

»

仮想サーバー利用時には、さまざまなオプションがありますので、代表的な機能をご紹介します。

クラウドサービスの多くは、仮想サーバーの利用時に、「リージョン」および「ゾーン」を選択できます。「リージョン」とは、たとえば、東日本リージョン(東京)、西日本リージョン(大阪)、米国リージョンといったように、独立した地理的に離れた地域となります。

「ゾーン」は、同一の「リージョン」内においての独立したロケーションとなります。 Aリージョンにメインサイト、Bリージョンにバックアップサイトを用意しておくことで、ディザスタリカバリ(DR)やBCP対策に有効です。

リージョンには、複数の異なるロケーションのゾーンが設けられ、ゾーンの複数選択によるマルチゾーンによりシステムの冗長化や負荷分散をするといったことも可能です。 システムの冗長化や負荷分散には、ロードバランサーの機能を使います。ロードバランサーは、外部からのWebトラフィックを、(平均同時接続TCPセッション数が、一定の閾値を超える等)トラフィック量に応じて、自動で複数の仮想サーバーに振り分けることで負荷を分散し、より仮想サーバーのスケーラブルなシステムを簡易に構築できます。

オートスケールは、アクセスが集中した際などの外部からのWebトラフィック量のアクセス負荷(サーバーのCPUやメモリの高使用率等)に応じて、自動的に仮想サーバーの台数を増減させる機能です。突発的な大量アクセスの集中への対応が可能になるとともに、アクセスが少ないときは仮想サーバーの台数の減らすことで、余分なコストを抑えることができます。

定期スナップショット(バックアップ機能)では、手動および利用者が設定した時間(週次、月次)にて自動的に仮想サーバーのディスクのバックアップを取得し、複製を作成できます。

cloud1.jpg

Comment(0)